伝説の名湯&バイキングが圧巻! 宮城・秋保温泉『ホテル瑞鳳』に泊まってきた
兵庫・有馬温泉と愛媛・道後温泉に並んで日本三名湯の一つに数えられた宮城・秋保温泉。欽明天皇が在位中(531年〜539年)に皮膚病になり、秋保温泉の湯を都にまで送らせ、沐浴したところ数日で快癒したという逸話があり、「御湯」の称号を賜ったという名湯。仙台市内から車・バスで30分程度と近いのも魅力です。
温泉好きの筆者もかねがね行ってみたいと考えていた秋保ですが、このほど念願かなって『ホテル瑞鳳』に宿泊してきましたので、ここでレポートさせて頂きます。
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名取川そば!施設充実の『ホテル瑞鳳』
2016年でオープン15周年を迎えたという『ホテル瑞鳳』。総部屋数117室を誇り、温泉はもちろん、売店には牛タンなどの宮城名産品が揃い、宴会場やカラオケルーム、エステサロンやマッサージ、プール、チャペル・神殿まであるという秋保温泉有数のお宿です。
余談ですが、ブラウザゲーム『艦隊これくしょん』の“提督”ならば「瑞鳳」という名前にビビっとくるはず。もともと伊達政宗を弔う瑞鳳殿から名前は取ったと思われますが、そばには名取川が流れていることもあり、何かと帝国海軍の軍艦と縁があるといえそうです。
ロビーには、3体の甲冑が展示されています。一つは伊達政宗公なのは当然として、もう2つは何故か徳川家康と山本勘助のもの。
豪華絢爛な温泉施設
大浴場は地下1階。吹き抜けに日本庭園があり、豪華絢爛そのもの。
鳥居の脇に流れる池には、大きな鯉が何匹も泳いでいます。午後の時間帯には餌をやることもできます。
泉質はナトリウムカルシウム塩化物泉。効能としては、神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩などや、創傷、慢性皮膚病、冷え性、疲労回復……とさまざま。
そして、大浴場には6つ(「牽牛」2・「織女」4)の露天風呂があり、首や肩に当たる「打たせ湯」や水深130cmで立ったまま入る「立ち湯」などバリエーション豊か。大浴場も含めてゆっくりと入って回りたいところ。朝の5時から夜24時まで営業しているので、ついつい何度も入ってしまいました。とりわけ肩こりに悩む人にとっては一度は試してみてほしいお湯です。
牛タンからチョコフォンデュタワーまで!バイキングが贅沢すぎる
『ホテル瑞鳳』を紹介する上で外せないのが、広さ約1000平米を誇るバイキングレストラン『seasons(シーズンズ)』の存在でしょう。夕食も朝食もバイキング形式となっているのですが、その過剰なまでに豊富なメニューには圧倒されるはず。
仙台といえば牛タン。その場で一枚一枚炭火焼きにして提供してくれます。
そのままで食べても、コリっとした歯ごたえとギュっと締まった旨みに舌鼓を打てる牛タン。特製の味噌や七味唐辛子で味変をするのもアリです。何と言っても、食べ放題ですから!
お寿司も、職人さんが目の前で握ってくれます。
そして、玉子焼きには「瑞鳳」の文字が。『艦これ』の瑞鳳はやたらと「玉子焼き、食べるぅ?」と勧めてきますが、やはりこのホテルが由来なのでしょうか……。もちろんと言うべきか、お魚のネタは新鮮で美味しかったです。
ほかにも、無造作に見えるほど沢山盛られたズワイガニや、揚げたての天ぷらなど、一度来ただけでは食べきれないほど、さまざまなメニューが並んでいます。ひとまず、牛タンカレーは必食だと言っておきましょう。
デザート・フルーツも充実。中でも、チョコフォンデュタワーが子ども連れの家族には大人気! バナナやマシュマロ、ミニシュークリームなどを好きなだけチョコをつけてパクリ!
朝食も和洋どちらのメニューともに充実しています。すじこなど、自分で乗せ放題の海鮮丼。おかわり自由なので、その気になればいくらでも食べることができます。
シェフがその場で作ってくれるオムレツも必食。客の好みでチーズやほうれん草、トマトをトッピングしてくれます。その絶妙な半熟具合がたまらないのです。
閑散期には8000円台のプランも!
秋保の名所、磊々峡を眼下に眺める風光明媚な風景も魅力な『ホテル瑞鳳』。温泉に浸かり、バイキングで舌鼓を打ち……とリフレッシュに加えて食を満たすこともできる贅沢なお宿でした。
予約サイト『じゃらん』を見ると、閑散期には1人8750円(税込)のプランもあり、有給消化で行くというのも良さそう。また、全館Wi-Fi完備なので、お仕事をしつつ温泉で癒されるといったノマドワークもおすすめです。
秋保温泉 ホテル瑞鳳
http://www.zuiho.jp/ [リンク]
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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