賃貸一人暮らし調査[4] 住んでみて後悔したことランキング!
憧れの一人暮らし。夢をもっていざ暮らし始めたら、「あれ?思っていたのと違うぞ」なんてことありませんか? 今回は一人暮らしをしている学生・社会人の男女300人に、一人暮らしをスタートさせて後悔・失敗したと思うことに関してヒアリング。これから一人暮らしを考えている人はぜひ参考にしてください。
「壁が薄い」「キッチンが狭い」「隣人や周囲の音がうるさい」が3トップ
実際に住んでみて後悔・失敗したと思うことを聞いてみると、「後悔・失敗したと思うことはない」(23.7%)がトップとなっているものの、「壁が薄い」(19.3%)、「キッチンが狭い」(19.0%)、「隣人や周囲の音がうるさい」(16.7%)が上位を占めました。以下、「収納がない・少ない」(16.3%)、「部屋が寒い・暑い」(16.0%)、「家賃が高い」(15.3%)と続きます。どれも僅差で、「住んでみるといろいろ違うぞ」というポイントがさまざまあることが分かります。
契約前に部屋の中を見ていたとしても、周囲の騒音がどのくらい聞こえるかや、隣人のことは分からないかもしれません。収納も大丈夫だと思っていたら、いざ引越してみたら荷物が入らず部屋に出しっぱなしなんてこともよく聞きます。一人暮らしをしたことがある人なら、「あるある!」と頷いてしまう項目ばかりなのではないでしょうか。【画像1】76.3%もの人が、後悔・失敗したと思うことがある結果に(SUUMOジャーナル編集部)
具体的には、「車の音が気になる」「収納に奥行きがない」「共用部分が汚い」など
実際にどんなことで後悔・失敗したと思っているか、みんなのコメントは以下のとおりでした。
■壁が薄い
・壁が薄いので、隣人の朝のアラームの音や深夜の話し声が聞こえる(学生・女性・19歳)
・壁が薄すぎて隣人の生活音などが細かく聞こえすぎ、自分が出す音なども気になってしまう。鉄筋ということで安かったこともあり即決したが、もっと情報を 集めるべきでした(学生・女性・25歳)
・上の階の足音がうるさい(社会人・女性・27歳)
■キッチンが狭い
・キッチンが狭いので、食器を洗っても置き場所がない(学生・男性・20歳)
・キッチンが狭くて料理をする気がそがれるのが嫌だ(学生・男性・22歳)
・冷蔵庫を置くスペースが一人暮らし用の狭いスペースなので、大きい冷蔵庫に変更できない(社会人・女性・25歳)
■隣人や周囲の音がうるさい
・大通りに面しており、すぐ近くに総合病院が2軒、警察署、消防署があるため、サイレンなどの騒音が非常に気になる(学生・女性・19歳)
・居酒屋のすぐそばなので、時期によっては夜中にかなりうるさい(学生・女性・22歳)
・すぐ横が四車線道路なので、車の排気音がうるさい(社会人・男性・24歳)
■収納がない・少ない
・収納が少ないので、コートや毛布などしまう場所が足りず困っている(学生・女性・22歳)
・服の収納の奥行きがない(学生・男性・24歳)
・収納スペースがせまく、本の収納に困る(学生・女性・24歳)
■部屋が寒い・暑い
・冬のとても寒いの日に内見して日当たりが良く暖かで良いと思ったのだけれど、夏になったら暑くてエアコンなしではいられない(学生・女性・21歳)
・窓が1カ所にしかないので、外気が入りにくく、部屋が適切な温度にならない(学生・女性・24歳)
・部屋が縦長で天井も高く、川沿いの角部屋のため、冬は非常に寒い。暖房の効果はほぼ無し(社会人・男性・24歳)
■家賃が高い
・立地は良いが、部屋が狭いうえに家賃も高い(学生・男性・20歳)
・家賃が高い割に、キッチンや風呂が少し狭い(社会人・男性・28歳)
■その他
・ごみを分別しない人が多いから、収集所が荒れている。電話して苦情を言うが、なおる気配はなさそうだ(学生・女性・19歳)
・設備に不満はないが、学校から近いので近隣の住民は友だちのたまり場になっていてうるさい(学生・女性・23歳)
・男性が多いので女性専用にすればよかった(学生・女性・24歳)
・大家が駐車場でスズメとハトにエサをやるため、玄関周りが鳥のフンだらけになるのがとても困る(社会人・女性・25歳)
・重いものを運ぶときはやっぱりエレベーターがあると良かったと感じる(社会人・女性・26歳)
・郵便受けポストが小さい(社会人・女性・27歳)
・目の前がコンビニで便利だが、カーテンを閉めてもコンビニの明かりが部屋に入り、寝るときにあまり暗くならない。ヤンキーの溜まり場にもなっていて、バイクがうるさいときもある(社会人・女性・27歳)
・部屋はリノベーションされていてキレイだが、建物が古く、共用部分が汚い。廊下を知らないおばさんが時々歩いていて少し恐い(社会人・女性・28歳)
・外に洗濯機は妥協したが、やはり外だと洗濯する時間を気にするので中が良かった(社会人・女性・29歳)
図面や不動産会社の写真で見たらすごくすてきだった部屋も、実際に住んでみると「違った」と思うことはよくあること。契約前に部屋を見ていたとしても、「あのときチェックしておけば!」と思うことも。住めば都というけれど、妥協ができるポイントとそうでないポイントがありますよね。
今回の調査を見て、「自分ならこれはゆずれない」という項目を確認し、部屋を決める際には必ず部屋に足を運んでチェックすることが、快適なひとり暮らしをする上で重要です。できれば、不動産会社の担当者と行く以外にも、雨の日、晴れの日に部屋の近くまで行ってみると、前と違った一面を発見できますよ。どうせ住むなら納得のいく部屋選びをしたいもの。少しの手間を惜しまず、じっくり選んでほしいと思います。●調査概要
[SUUMO賃貸ひとり暮らし調査]より
・調査期間:2016年11月22日~2016年11月25日
・調査方法:インターネット調査(ネオマーケティング)
・対象:全国に居住する18歳~29歳の賃貸住宅でひとり暮らしをしている学生および社会人
・有効回答数:男女300名(学生:150名(男性 75名、女性 75名)、社会人:150名(男性 75名、女性 75名))
元画像url http://suumo.jp/journal/wp/wp-content/uploads/2017/01/124002_main.jpg
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