『君の名は。』新海誠監督が苦言ツイート!? 直木賞作家・石田衣良さんの『Twitter』炎上中
映画『君の名は。』が2016年最大のヒットとなった、新海誠監督(@shinkaimakoto)。
1月5日、『Twitter』にて
最近は実に様々なお言葉いただきますが、なぜ面識もない方に僕の人生経験の有無や生の実感まで透視するような物言いをされなければならないのか…笑。いやもう口の端にのせていただくだけでもありがたいのですけれど!
— 新海誠 (@shinkaimakoto) 2017年1月4日
最近は実に様々なお言葉いただきますが、なぜ面識もない方に僕の人生経験の有無や生の実感まで透視するような物言いをされなければならないのか…笑。いやもう口の端にのせていただくだけでもありがたいのですけれど!
とツイートした。明言はしていないものの、1月4日の夕方『NEWSポストセブン』に掲載された
石田衣良氏の年頭所感 「新海誠氏と宮崎駿氏の違いは」
http://www.news-postseven.com/archives/20170104_480184.html[リンク]
という記事を受けてのものではないかと見られているようだ。
2016年の日本は貧しさから社会への不満がいよいよ露わになった年だったと思います。そのひとつが差別意識です。
僕のツイッターは本の話とかその日の出来事をつぶやくくらいの穏やかなものなんですが、それでも突然「朝鮮土人は半島に帰れ」みたいなメッセージが送られてくることがあります。世界情勢が100年前と似ているとつぶやいたぐらいなんですが。よくわからないけれど、偏見がすごいんだなと思った。
という出だしから始まる、直木賞作家・石田衣良さんへのインタビュー記事で、沖縄での「土人」発言や「日本死ね」のブログ等に言及し、エンタメの話題にうつる。「ポケモンGO」や「東京喰種」、「進撃の巨人」といった作品の後に「君の名は。」について
「君の名は。」の監督の新海誠さんも若い子の気持ちを掴むのが上手いと思いました。たぶん新海さんは楽しい恋愛を高校時代にしたことがないんじゃないですか。それがテーマとして架空のまま、生涯のテーマとして活きている。青春時代の憧れを理想郷として追体験して白昼夢のようなものを作り出していく、恋愛しない人の恋愛小説のパターンなんです。
付き合ったこともセックスの経験もないままカッコイイ男の子を書いていく、少女漫画的世界と通底しています。宮崎駿さんだったら何かしら、自然対人間とか、がっちりした実体験をつかめているんですが、新海さんはそういう実体験はないでしょうね。実体験がないからこそ作れる理想郷です。だからこそ今の若者の憧れの心を掴んだのかも知れません。
と語っている。まさに、面識のない方からの「人生経験の有無や生の実感まで透視するような物言い」なのではなかろうか。
石田衣良さんの『Twitter』アカウント(ishida_ira)には、現在
「新海誠さんブチギレてるから謝罪しといたほうが良いと思いますよ!」
「はよ謝りにいっとけ 今一番のってる映画監督にあからさまな嫉妬して見苦しいと思わんの? 自分の小説が売れないからってイライラしてんのか?イラだけにwwwwww」
「新海誠氏への作品批判に見せかけた下劣な人格攻撃は見事でした!よっぽど劣悪な環境で育ったからそんな下品な真似ができたんですね。これからもどんどん醜悪な性根を晒し続けて下さいね!」
等の辛辣な返信が多数寄せられ、炎上状態となっている模様である。
※画像は『Twitter』より引用
元インターネット雑誌編集者。 2013年5月よりガジェット通信にて記事を書いております、よろしくです。
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