【レビュー】実物が来た!デアゴスティーニの『ヤマト・メカニカルイラストレーションズ』を観る

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厳選、迫力のイラスト集

2011年12月25日(日)に『ヤマト・メカニカルイラストレーションズ』が発売された。

このイラスト集のもとになっているのは、あのデアゴスティーニから発売された、週刊『宇宙戦艦ヤマト オフィシャル・ファクトファイル』(2010年2月~2011年8月、全81号)。この中でも好評だった描き下ろしイラストを中心に構成されたプレミアム・イラスト集が『ヤマト・メカニカルイラストレーションズ』というわけなのだ。

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今回、このイラスト集を早速入手できたので、その仕上がりをレビューしてみたいと思う。

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ヤマトマニアのために創られた画集

まず、実際に本著を手にしてわかったのはその“規模感”だ。写真で見るよりもかなりデカい。それもそのはず、本著は、横50cm、縦35cm(B4版変型)というジャンボ画集なのである。

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デジタル媒体に慣れていた身としては、“実物”を手にすることのできる重みが久々のリアリティであった、と言えよう。かつての所有欲を思い出させてくれる重さだ。

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この160ページに収められたイラスト総数は84点。前述の『オフィシャル・ファクトファイル』に描き起こされたイラストのみならず、加筆・修正されたイラストや、本画集のために新たに描き起こされたイラスト3点も含まれている。もちろんオールカラーである。

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各ページ、それぞれのイラストに対してはコメントが添えられているのだが、これがまた、読み応えがある。話中設定、当時の時代背景、そしてそのイラストが描かれた折のイラストレーターによる制作談話など、非常に純度が高い文章だ。これぞまさに“ヤマトマニアによるヤマトマニアのため”と言っても過言ではない構成である、と感じた。

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また、通常では見ることのできない“制作途中のラフスケッチ”なども随所に織り交ぜられ、より一層プレミアム感を高めている。

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またそれぞれのイラストが『オフィシャル・ファクトファイル』と連動するファイル・シートナンバーの一覧ページも用意されているので、手元の号と見比べながら楽しむことができる。

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気になる本著の参加イラストレーターは次のような面々となる。

天神英貴、開田裕治、西川伸司、ときた洸一、原田吉郎、麻宮騎亜、槌谷敏朗、宮武一貴、木下ともたけ、加藤直之、横山宏、湖川友謙(順不同・敬称略)

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また、巻末には天神英貴氏へのロングインタビューも収録された。「艦であって艦ではない」という氏の『ヤマト』への思い、そしてコアなファンに向け氏の描く『ヤマト』をどう解き放つか、という非常に深い愛情がうかがえるやりとりとなっている。

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コレクターアイテムとしては十分なクオリティを保っている本著は、その惜しみない高品質で5000冊の限定生産となっている。価格は4800円(税込)。

今だからこそ、このクオリティとボリュームで出すことのできた感のある1冊。かつてヤマトを愛したユーザーには、是非とも手に取ってこの価値を確かめてほしい。

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Ⓒ東北新社 Ⓒ2009ヤマトスタジオ/「宇宙戦艦ヤマト復活篇」製作委員会

関連リンク

デアゴスティーニ 公式HP
http://deagostini.jp/site/usy/yamatodm/

amazon
『ヤマト・メカニカルイラストレーションズ』製品ページ
[ リンク ]
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%82%AB%E3%83%8B%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%BA-%E5%A4%A9%E7%A5%9E-%E8%8B%B1%E8%B2%B4/dp/4813514561

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オサダコウジ

慢性的に予備校生の出で立ち。 写真撮影、被写体(スチル・動画)、取材などできる限りなんでも体張る系。 アビリティ「防水グッズを持って水をかけられるのが好き」 「寒い場所で耐える」「怖い場所で驚かされる」 好きなもの: 料理、昔ゲームの音、手作りアニメ、昭和、木の実、卵

TwitterID: wosa

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