BALMUNGより、灰色の中のポップ「公園はぼくらのファンタジー」

BALMUNGは今シーズン、デザイナーの古くからの友人であるLyとコラボレーションによるコンセプトでコレクションを発表した。
BALMUNGと同じ「灰色」を描くアーティストであり、アメリカの映画作家Harmony Corineなどに強い影響を受け、自身の作品でも「GRAY PARK」「SHIT LAND」などといったタイトルによる作品を発表してきたLy。今回コラボレーションするにあたり、彼女のテーマであるPARKという言葉をBALMUNGが普段からコンセプトとするキーワードである都市という言葉と掛け合わせ、灰色の中のポップの感覚を表現したコレクションを製作。
インスタレーション空間ではLyによる「新聞紙」がしわくちゃになり無尽蔵に空間内に張り巡らせられており、静けさと憂鬱さを感じさせる音楽の中でモデルがゆっくり歩き回るという演出を行った。
グラフィックが転写された透明なハリのある生地とレースが切り替えられたビッグトップスの素材の存在感と、
すべてがレースで出来ているビッグトレーナーは不思議なゴスロリ的な雰囲気とストリート感がマッチしたブランドの今シーズンを象徴するアイテムたち。
また先シーズンに発表した上履きシリーズのレザーシューズに加えて今シーズンではベーシックなタイプのジオメトリックなレザーの切替が特徴のスニーカーを発表、これらはイタリアのコンペITSにて賞を受賞した若手シューズデザイナーのHIROKI KATAOKAとのコラボレーションアイテムだ。
他にもPARKや都市などと転写プリントされたフライス生地のニットトップや、レースやニットやパイピングなどで鮮やかに切り替えられたショーツ、デニム素材によるビッグパーカー、ビッグジャケットなどブランドらしいアイテムも揃う。