ミクシィ社長、訪問者”激減”グラフの「更新再発表」を評価
ソーシャル・ネットワーキングサービス「ミクシィ」を展開する株式会社ミクシィの笠原健治社長と「Twitter」の日本国内での展開を担うTwitter Japan株式会社の近藤正晃ジェームス日本代表が2011年11月30日午後、東京・渋谷のミクシィ本社で共同記者会見を開き、今後双方のサービスで連携をより強化していくことを発表した。
笠原社長は会見で、「ソーシャルアプリからのツイート投稿」「相互フォロー同士の友達申請」といった新機能を実装予定であることを説明。その上で、こうした施策により「アクティブユーザー数(定期的なサイト訪問・利用者数)は増えていくと思う」と期待を込めた。
一方、一部メディアでは、ミクシィへのサイト訪問者が約半数に「激減」したと報じられた。これは、ニールセン・ネットレイティングス株式会社が11月18日に発表した「最新SNS利用動向レポート」上にある、訪問者数の推移を表したグラフに基づいた内容とされている。ミクシィは25日、これら発表や報道内容が「誤解を与える解釈」だとして反論し、ネットレイティングス社側に公式説明を求めていた。これに対して、ネットレイティングス社は28日、グラフを”更新”した上で、ミクシィのサイト訪問者は「堅調な推移」とする再発表をしていた。
一連のやりとりやネットレイティングス社の再発表について、笠原社長は会見で、
「ニールセン・ネットレイティングス社には、弊社が懸念している点についてしっかりと返事をしてもらえたと思う」
と述べ、ネットレイティングス社の対応を評価した。
また、この日に発表された「ソーシャルアプリからのツイート投稿」「相互フォロワー同士の友達申請」といったミクシィとTwitterとのサービス連携強化が、こうした堅調な訪問者の推移に今後どういった影響を与えるのかといった予測について、
「今後のTwitterとの連携機能で、Twitterからミクシィへ、ミクシィからTwitterへといった相互でのコミュニケーション量はいい形で増えることを想定している。アクティブユーザー数(定期的なサイト訪問・利用者数)は増えていくと思う」
と話し、訪問者の増加に期待を寄せていた。
◇関連サイト
・mixi – 公式サイト
http://mixi.jp/
・Twitter – 公式サイト
http://twitter.com/
(丹羽一臣)
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