Facebook利用の若手社員 約4割が勤務先を公開 SNS利用ルール規定に「賛成」6割以上
SNS利用者が増えるにつれて、『Twitter』などで企業機密をうっかり漏えいする事件も起きています。実名利用が前提となるFacebookを活用する入社1、2年目の社会人(以下、若手社員)は会社におけるSNS利用をどう捉えているのでしょうか。
レジェンダ・コーポレーションによる若手社員を対象とした調査によると、Facebookを活用する割合は28.6%。そのうち、勤務先名を公開しているのは38.7%に上りました。所属する会社にFacebookを含むSNSの利用ルール規定が「ある」と回答したのは17%で、個人の情報発信から企業の機密情報が漏えいしたり、モラルに反する内容で企業責任が問われるケースに対応する取り組みを始めた企業が増えていることが伺えます。
企業がSNS利用ルールを規定することについて、若手社員はどう感じているのでしょうか。若手社員に賛否を尋ねたところ、半数以上の63.6%が「賛成」「どちらかと言えば賛成」と回答しています。また、すでに規定がある会社の社員では91.0%が「賛成」と答え、規定がない会社の社員より33.0ポイント上回りました。
賛成の理由は「発言によってはコンプライアンス違反や職務規定違反に問われることがあるため」「どこまでの情報なら発信していいのか基準が欲しい」などが挙げられています。一方、反対の理由は「個人的な利用なら発言の自由は保障されるべき」「常に監視されてしまうのはたまらない」などでした。
今後、会社の就業規則に「SNS利用」という項目が盛り込まれる可能性が高くなりそうな気配、みなさんはどう思われますか? 調査対象は、2011年、2010年入社の588名、調査期間は2011年10月21日~30日、調査方法はインターネットによる調査。
京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。