モスル奪還作戦のライブ中継に絵文字が投稿されて緊張感が台無し これが21世紀の戦争報道だ!
現在、イラク軍が中心となって進めているモスル奪還作戦。多くのマスメディアがこの作戦の模様を伝えているが、中東メディアのアルジャジーラが『Facebook』上でライブ中継した映像が妙なことになっていたという。
『Facebook』のライブ配信映像には感情を現す絵文字を投稿できるようになっている。爆弾が炸裂し、銃撃音が絶え間なく続く緊迫した映像の下部に「うけるね」「すごいね」「悲しいね」「ひどいね」「いいね!」「超いいね!」を現す絵文字が流れていって、なんだか気の抜けた戦争中継映像になっていたのだ。
画像を見た人たちの反応
・胸糞悪いな
・サムズアップが好き
・これは病的だわ。間違ってる
・fecebookはこんな映像が中継されるなんて想定外だったんだろう
・ヌード以外ならなんでもいいよ
・CMが入れば娯楽になるね
・奇妙な映像だけど、この悲しい現実を無視することも間違ってる
・楽しんだか? これを見に来たんだろ?
・次にくるのは兵士のボディカメラ中継かもな
・他のところでも戦争の生中継しているのを見かけたわ。一体何のために?
・いつの時代も人間はこういうのが大好きなのさ。第2次大戦のニュース映画も人気だったし
・人間の本質は変わらないな
遠くで起こっている戦争を娯楽として楽しもうと見に来る人は常にいるもの。逆に、「悲しいね」「ひどいね」を投稿しても、割と可愛らしい感じの絵文字でしか表現できないのが困りもの。「いいね!」だと、危険を冒して伝えてくれていることについて「ありがとう」の意味なのか、あるいはテロリストを倒す行為について「いいぞ」の意味なのか、あるいはまた別の意味なのか、曖昧すぎるし……。
動物のほのぼの映像や日常のグダグダ映像を適当に受け流すのにはピッタリな絵文字だが、シリアスな戦争映像にはまったく不向きだったようだ。
画像とソース:『Twitter』より引用
https://twitter.com/HarrietSalem/status/787959927167934464[リンク]
―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: ろくす) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。