論文を上手くまとめるための「4つの言葉」

番組には小学生から「『なたもだ』よかったです」と手紙が送られてきたという

 論文をまとめるコツは「なたもだ」にある――。2011年11月14日、ニコニコ動画とNHK Eテレの『テストの花道』とが連動した番組「NHK Eテレ × ニコ動 ネット拡大スペシャル 初日 ~テストの花道~」が放送された。このなかで「『テストの花道』で扱ったもので、勉強に役立ったもの」として、小論文に「なぜなら」、「たとえば」、「もしも」、「だから」を順に用いる「なたもだ」が挙げられた。

 『テストの花道』は勉強の仕方がわからない、なかなか成果が上がらないという中高生の悩みを解決しようとする”勉強応援番組”で、毎回、勉強をするうえでのちょっとしたコツなどが紹介・検証される。この日のニコニコ生放送では、「番組で扱ったもののなかで実際に役立ったもの」として高校3年生の五十嵐令子さんが、論文を書くとき「なぜなら~」「たとえば~」「もしも~」「だから~」を順に用いて構成する方法を挙げた。番組ではこれを、それぞれの頭文字を取って「なたもだ」と呼んでいる。

■「なたもだ」はどう使う?

 『テストの花道』で「なたもだ」を紹介した時の反響は非常に大きかったという。なぜなら、「なたもだ」は小論文以外にも使えるからだと、同番組のプロデューサー・宮坂佳代子さんは語る。たとえば、面接の相手や上司に自分の考えをうまく伝えたいと思ったとき。もしも、伝えたいことが自分のなかでまとまらなければ、「なたもだ」の順に考えていくことで整理できる上、伝えたいことの良い面を発見できるというのだ。だから、この法則は作文を書く機会の多い中高生のみならず、就職活動中の学生や社会人も活用することができそうだ。

◇関連サイト
・[ニコニコ生放送] 「なたもだ」の紹介から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv69704004?po=news&ref=news#1:49:45

(土井大輔)

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