夢がつまった牧場「伊勢ファーム」で、牛を見ながらソフトクリームを食す!
空の青、木々の緑、そこに輝く真っ白なソフトクリーム!
これぞまさに「THE 北海道」
今回、ご紹介するのは牧場直営のソフトクリーム屋さんです。
しぼりたての牛乳を使ったソフトクリームを販売している牧場は数あれど、
「伊勢ファーム」は、さらに先へ、上へと目を向けている酪農家さんです。
世界に通用するブルーチーズ、
安心安全な豚肉で作るウィンナー。
両親の背中を見て育った2人の息子さんが、それぞれの道で活路を広げています。
今回は、酪農一家のロマンが光る、絶品グルメをご紹介しましょう。
酪農とそばの里・江丹別へ
朝は牛乳、おやつにソフトクリーム、夜はチーズ。
乳製品ラブなメシ通レポーターの裸電球です。
旭川市の中心部から車で約40分の場所に、江丹別町はあります。
自然豊かな土地は、酪農とそばが有名。
寒暖差のある気候が、風味豊かなそばを生むのです。
江丹別の寒さを、そこらへんの寒さと一緒にされては困ります。
だって「日本の最低気温第3位を記録したマチ」なんですから。
その記録はなんと-38.1℃!(1978年観測/気象庁発表)
-38.1℃って!
さすがに近年はそこまで下がりませんが、
それでも江丹別は寒さが厳しいエリアなんです。
さらに、こんな看板も立っているわけです。
冬季間は閉鎖される道、北海道には結構あるんですよね。
寒い上に雪深い。
この環境で牛を飼うなんて、相当な覚悟が必要なんだろうなぁ。
到着しました、伊勢ファーム「カウ&カーフ」です。
ご両親と2人の息子さんが「美味しいもの」をあれこれ作っています。
モォ~~~。
優しそうな表情の牛さんがのっしのっしと登場です。
かわいいな〜。
牛を可愛がる伊勢 昇平さん。
伊勢さんが放牧地に入ると、牛のほうから「こんにちは」と近寄ってきます。
とはいうものの大きな身体ですので、迫力満点です。
広大な敷地で、ジャージー、ブラウンスイス、ホルスタインの
3種類の牛を育てています。
パッと見るといないように見えますが、
日中の暑い時間帯は、木陰で休んでいるんですって。
この牛たちから搾った、
新鮮なミルクで作るソフトクリームですよ。
牛を見ながら味わえるなんて最高じゃないですか!
ファンの多いソフトクリーム
「レギュラーソフト」 250円です。
安定剤や乳化剤を使っていないため、
すぐに溶けるのが特長です。
その代わり、自然そのままの味わい!
一口頬張ると、
ミルク感があふれ、優しい甘さが広がります。
コクはあるものの、すっきりとした後味のため、
食べ終わったあとに喉が渇かない、そんなソフトクリームです。
今回、色々と教えていただく伊勢昇平さんは、牛乳を使ってブルーチーズを作っています。ソフトクリームの時期は、牛乳の取り合いになるそうです。
チーズ作りが盛んな北海道の十勝で勉強したのち、
2014年にフランスへ渡り、本格的にブルーチーズを学んだそうです。
江丹別の土地の力を込めて作るチーズは、
世界にひとつしかない味わいになります。
美しい断面ですね〜。
なんとこのブルーチーズ、すごいんですよ。
JAL国際線ファーストクラスで採用されたんですから!
世界も認めた味わいが、江丹別にはあるんです。
その名も「江丹別の青いチーズ」100g 800円です。
ブルーチーズを食べ慣れていない方にもオススメです。
フレッシュなミルク感を残しつつ、熟成された味わいが広がるため、
食べやすく、虜になること間違いなしです。
言うまでもなく、ワインとは最高ですよ。
はちみつをトロッとかけて食べるのもオススメです。
ソフトクリームとチーズだけではない!
なんと「伊勢ファーム」では豚も飼育しているんです。
エサに自家製の牛乳や、近郊でとれた小麦なども自家配合して与えています。
この豚を使って作られる加工品も美味しいと話題なのです。
こちらが「生ウインナー 」600円です。
フライパンでボイルしたあとに、油をひかないで炒め、焼き色をつけました。
これ、最高です。
ビールが進んじゃってもう!
結着材や発色剤、添加物などを一切使用しないで作られるソーセージは、
噛みしめるほどに、肉本来の味わいが楽しめます。
他にも、バラ肉や塩麹ロースなどを買うこともできます。
長年に渡って愛され続けるソフトクリーム、
世界に肩を並べるブルーチーズ、
豚肉の旨みと食の安全を大切にしたウインナー。
旭川市江丹別町で育まれる、酪農家の夢がつまった絶品グルメ。
北海道へお越しの際には、ちょっと足をのばす価値ありますよ!
お店情報
伊勢ファーム
住所:北海道旭川市江丹別町拓北214
電話番号:0166-73-2148
営業時間:平日 13:00~17:00/土曜日・日曜日・祝日 10:00~18:00 (※4~10月)
定休日:火曜日
※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。
書いた人:裸電球
北海道を拠点に食べ歩き。CATVでグルメ番組のレポーターを担当したことをきっかけに、ハシゴ酒が趣味となる。入りづらいお店に突撃するのが大好き。現在はフリーで、映像制作とライターの仕事をしている。 ブログ:「裸電球ぶら下げて」
過去記事も読む
関連記事リンク(外部サイト)
「夢民村」の直売カフェで「甘っ!」を連発、夢を持った農家さんの本気がすごい!【旭川】
「ジュンドック」って言われても、片手で食べられるって言われても、それ、何ですか?【旭川】
ゲソ丼の名店「花ちゃん」の新登場メニューがふりきっている!
食を楽しみたいあなたのスキマ時間を、笑顔と感動と知って得する情報で満たす「グルメ情報マガジン」です。平日は休まず更新中。
ウェブサイト: http://www.hotpepper.jp/mesitsu/
TwitterID: mesitsu
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。