ニコニコ動画で映画配信サービスがスタート! ハリーポッター最新作を上映!

ニコニコ動画で映画サービスがスタート(左はドワンゴ夏野氏、右はワーナー福田氏)

14日、原宿ニコニコ本社にて新サービス発表記者会見が行われた。 これは『ニコニコ動画』にて公式動画を配信する『ニコニコチャンネル』内に映画専門サイトを開設、様々なサービス体系で映画作品を提供していくものだ。 サービスインは本日13時から。 また“ニコニコ上映会”と銘打たれたサービスが本日24時から行われ、上映タイトルは『ハリー・ポッター 死の秘宝 PART2』であることを発表した。

12時から記者発表&生放送を開始

映画評論家としての側面も持つ角谷浩一氏をMCとして、プレゼンターとして夏野剛ドワンゴ取締役、ゲストとしてワーナー・ホーム・ビデオ&デジタル・デストリビューションの福田太一ジェネラルマネージャーが登場し記者発表は行われた。 夏野氏は動画とコメントを同時に楽しめることから「誰と見たかで(映画の)見方が変わる」と、感情共有や一体感をアピール。 「人類史上例を見ないサービス」と説明した。 同席した福田氏からは「『ニコニコ動画』に関心があり、我々としても真っ先に手を上げて数か月協議した。 プロモーションも含めて協力していきたい。」と語り、今後の作品例として『インセプション』・『ダークナイト』・『豆腐小僧』などの大作映画の他、ワーナーが保有するテレビシリーズなども挙げていた。

サービス体系は3種類

上映会は新作100円・旧作は50円だ

今回のサービスは3通りの方法で利用が可能だ。 1つはリアルタイムで1つの作品を同時視聴する方法。 『ニコニコ動画』ではこれを“ニコニコ映画上映会”と名付けている。 イメージとしては映画館で見るかのように視聴時間をユーザーが合わせて視聴をするサービスだ。 メリットはユーザーが一同に視聴をするため、他ユーザーと同時視聴している感が強いこと、そして料金の安さだ。 『ニコニコ動画』のプレミアム会員であれば新作100円、旧作は50円という値段設定で低料金になっている(一般会員は新作400円/旧作300円)。 2つ目のサービスは好きなタイミングで視聴可能なVOD方式だ。 こちらはユーザーが好きなタイミングで視聴可能でコメントも随時最新に反映される。 ただし視聴期限は2日と設定されている。 こちらの料金はプレミアム会員・一般会員ともに新作400円/旧作300円だ。 最後のサービスはEST方式だ。 VODと異なりこちらは視聴期間が無期限、つまり購入する形式だ。 何度もみたいお気に入りの作品はこちらを利用すると良いかもしれない。 金額はプレミアム会員・一般会員ともに1000円からの価格設定となっている。 なお新作・旧作の区分だがリリースから3か月と大手レンタル店と同じ基準のようだ。

気になる作品のラインナップは?

上映会第一弾は『ハリー・ポッター』最新作

まず15日24時に行われる“ニコニコ上映会”の第一弾として『ハリーポッターと死の秘宝 PART2』が上映。 こちらはBlu-ray、DVDの発売・レンタルと同日にリリースされるもので、最新作の中の最新作だ。 更に今後も『ハリー・ポッター』シリーズの他、『燃えよドラゴン』・『300』・『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなどなど大作・名作が揃っている。 VOD・ESTに関しても100タイトル以上を揃えるとのことなので公式サイトを是非チェックして欲しい。

気になる点・今後の展開は?

今回は“映画”をメインとした発表であったが、先の福田氏の発言からTVシリーズなども検討中だ。 そうなってくると『ニコニコ動画』自体が生放送という形で製作してきた多数の番組群の扱いも気になるところ。 というのも過去に生放送が行われた番組はタイムシフト視聴は可能であったものの、期限を過ぎてしまうと二度と見ることが出来なくなってしまうのだ。 これに対して夏野氏からは権利がクリアできることを条件に前向きに検討していると回答。 また「ニコニコらしいサービスを」という発表もあり、例として人気生主の実況付き映画鑑賞会などが挙げられた。 上述した通り既に公式サイトはオープン済みだ。 詳しくは本文末にある公式サイトURLからアクセスして欲しい。

ニコニコチャンネル「映画」ページ
http://ch.nicovideo.jp/menu/movie

エンタメ系新サービス発表記者会見
http://live.nicovideo.jp/watch/lv70281637

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ひげおやじ

インターネットの賑わっているところに大概参加をしながら約20年。 ここ最近はニコニコなどの動画サイトを根城にしつつ、何だかよく分からない生活を送る。 生放送においては過去に、日本全国を生放送をしつつ巡ったり、ヨハネスブルグ、ジンバブエ、カザフスタンなど「そもそも回線は大丈夫なの?」といった場所から生放送を行ったことも。 しかし、一番好きな場所は『自分の部屋』とのたまう、自称「世界で一番忙しいニート」・「世界で一番仕事をしない自宅警備員」。

ウェブサイト: http://com.nicovideo.jp/community/co7201

TwitterID: higeoyaji

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