「プリウスは見飽きた」方から「真木よう子に口説かれたい」方まで、きっと満足できる後期型SAIが買い得期突入!

▲ほぼ車両の全幅をカバーする超ワイドサイズヘッドランプを採用し、精悍で前を見据えるような鋭い目つきのデザインが特徴的なトヨタ SAI(現行・後期型)

▲ほぼ車両の全幅をカバーする超ワイドサイズヘッドランプを採用し、精悍で前を見据えるような鋭い目つきのデザインが特徴的なトヨタ SAI(現行・後期型)

あのテレビCM、覚えていませんか?

トヨタ SAI(サイ)といえば、真木よう子さん出演のテレビCMのイメージが強いのですが、筆者だけでしょうか?

残念なことに、すでに公式動画は公開終了していますので、あらすじをご紹介すると……

夜の海辺で、赤いSAIの助手席に乗った真木よう子さんが、

「やは(わ)肌の 熱き血汐(ちしお)にふれも見で さびしからずや 道を説く君」

と、運転席の男性にゆっくり語りかけ『口説きなさいってこと……』と、心の声を重ねます。

しかし男性はふがいなくも沈黙を守り、真木よう子さんが「イジワル!」と言った後、小さな文字で「いい男には、色がある」というキャッチコピー。最後は、「イジワルしちゃうから」という意味深なセリフとともに車が走り去ります。

……どうでしょう。妖美な真木よう子さん、想像できましたか?

これは筆者の受け取り方ですが、このCMには「いい男が乗る車」というより「さほどいい男じゃなくても、乗れば女性を積極的にさせる車」というようなメッセージが込められている気がするんです。ちなみに開発者も『大人がモテるための武器』といったコンセプトは公言していました。

そんな車が、もしお安く手に入るとしたら……、ちょっと興味が湧きませんか?

▲想像してみてください(助手席に、真木よう子さんが……)

▲想像してみてください(助手席に、真木よう子さんが……)

とりあえず、艶っぽいのが後期型

このCMが放映されたのは2013年。現行型のマイナーチェンジの時です。この時、SAIはグッと“艶っぽさ”を増し、まさに『大人がモテるための武器』となりました。

ちなみに「前期型じゃ真木よう子さん(並みの美女)には口説かれないわけ?」と思ったアナタ。もちろん、前期型も素晴らしい車です! しかもより低年式の前期型の方が、中古車相場としては断然低く買値です。……しかし、この“艶っぽさ”がもう一歩足りないのです。

前期型から変わった部分を見てみれば、それが分ります。まず大きくはフロントマスク。前期型は、良くいえば角がなく、少々地味めなセダンというデザインでした(画像参照)。しかし後期型は、超ワイドサイズのヘッドランプを採用し、精悍で鋭い目つきに一新。こういったデザイン変更により、モデル全体の雰囲気が一気に“艶っぽさ”を増したというわけです。

ちなみに後期型では、ガラスも遮音性の高いものになったため静粛性も向上しています。もちろんハイブリッドなので、前期型でも大してうるさい印象はありませんが、さらに静かになったことは事実。前席を中心に流線形で特徴的なインテリアも相まって、室内空間も高級感が増しています。

前期型と同様、普通のセダンよりちょっと大きく見えてしまうボディ形状も、高級輸入セダンに似たシルエットで上品。女性に好印象のハイブリッドという要素も備え持っていますから、もう最強です。

▲こちらが前期型。2009年12月~2013年7月まで生産されたモデルです

▲こちらが前期型。2009年12月~2013年7月まで生産されたモデルです

▲後期型のインテリア。センタークラスター、フロントコンソールを含むインストルメントパネルも、先進的かつ高級感を融合させた室内空間に。ディスプレイからコンソールボックスへと流れるように続くセンタークラスターも上品です

▲後期型のインテリア。センタークラスター、フロントコンソールを含むインストルメントパネルも、先進的かつ高級感を融合させた室内空間に。ディスプレイからコンソールボックスへと流れるように続くセンタークラスターも上品です

▲サイドから見るとより大き目なセダンの印象を受けます。タイヤは、16インチアルミホイールが標準装備

▲サイドから見るとより大き目なセダンの印象を受けます。タイヤは、16インチアルミホイールが標準装備

▲ハイブリッドシステムは、直列4気筒の2.4Lエンジンをベースにしたタイプ。制御の変更などにより、JC08モード走行燃費22.4km/Lの低燃費を実現しています

▲ハイブリッドシステムは、直列4気筒の2.4Lエンジンをベースにしたタイプ。制御の変更などにより、JC08モード走行燃費22.4km/Lの低燃費を実現しています

どうして安く手に入るの?

さて、そんな後期型SAIですが、やっと最初の車検年を迎えました。そう、もうお分かりですね。中古車相場が動くタイミング到来です。

現時点(2016年8月下旬 カーセンサーnet調べ)の最安値帯は総額170万円台。今後は、本体価格200万円以下の物件に注目してみてください。3万km以下で総額190万円を切れば、買い得度はかなり高め。今のところ、このような条件下の物件は希少ですが、今後は増えてくることが予想されますので見ておいた者勝ちです。

ちなみに、筆者が特に「見ておいてほしい!」と思うのは、下記のような方々。

①燃費性能やサイズ感はプリウスがベストなんだけど、売れすぎてて人と被るのがイヤ

ハイブリッドといえばプリウス。ハッチバックではあるものの、3ナンバーサイズの勝手の良さにダントツの燃費性能というのは、圧倒的な価値です。それゆえに売れすぎており、とにかく道で見かける率が高い! 発売から間もない現行型ですら、1日ドライブすれば、ほぼ必ず出会ってしまうでしょう。そんなありきたり感を毛嫌う方は多いはずです。

そんな方にこそ、ほぼ同サイズでハイブリッド、かつ独特なデザインのSAIをぜひオススメしたい!

もちろん燃費だけで見れば圧倒的にプリウスの勝利ですが、現行型を買おうとすれば今のところ最安値でも総額220万円台。SAIを170万円で買えたならば50万円の差ですから、いくら燃費の良いプリウスであっても、得を生みだすにはかなりの走行距離を要します。それを踏まえると、トータルコストも安く済み、ちょっと珍しい感も手に入るSAIは理想の選択ではないでしょうか。(ちなみに、トランクは独立が良い! というこだわりがある方にも人気があるそう)

②そろそろ高級輸入車に飽きてきた

前段でサラッと説明してしまいましたが、SAIはかなり作り込まれた車。静寂性はクラウン以上、インテリアもとにかく凝っています。シートも高級感があることはもちろん、織物調で輸入車にはないジャパニーズモダンな雰囲気。輸入セダンを乗り継いできた方には新しい刺激になるかもしれません。

③真木よう子さん級の美女に口説かれたい

これはもうSAIにしかできないはずの仕事です(多分)。

以上のような方をきっと満足させてくれる後期型SAI。ぜひ見てみてください。

トヨタ SAI(後期型)を探す▼検索条件トヨタ SAI(現行型)× 総額表示 × 2013年以降年式(2013年式のみ前期型と混在していますのでご注意ください) text/編集部

photo/トヨタ・尾形和美

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