古川日出男×蓮沼執太×青柳いづみ、「偽ガルシア=マルケス」を庭園美術館で上演
作家の古川日出男、音楽家の蓮沼執太、女優の青柳いづみによる公演「言葉と声、音と音楽のスタディ『偽ガルシア=マルケス』」が、8月27、28日に東京・東京都庭園美術館にて上演される。
本作は、同美術館がパフォーマンスアートを紹介するプログラム「TTM:IGNITION BOX」における、今年度第1弾の上演作品。
古川が書き下ろしたテキストと、青柳の身体、そして蓮沼の音楽とで重層的な空間を作り出す。
本作に寄せて、古川と蓮沼は以下コメントを寄せている。
「まったく足場の異なる表現に携わる3人が、どんな“未知”の空間を生み出せるだろうか? それは音楽ではない。それは演劇ではない。もちろん小説ではない。だが、その場にいる観客といっしょに確実に共有されるものだ。ガブリエル・ガルシア=マルケスという、知っている人は知っているだろうし知らない人は「誰それ?」だろう小説家の、その偽者も登場させたい。偽者なのだから、たった一人に限らない(!)。音楽家も、女優も、作家も、そのためのジェネレーターだ。無数のお話が溶けて、無数の音となって、声となって、そして無数の“動き”に変じる。本当にミニマム、かつ本気で壮大な、「夢見るような」時間を現出させたい。」(古川日出男)
「目には見えない「音」というエレメントを使って僕は古川日出男と青柳いづみに指揮をする。言葉、声、音、音楽、そして身体。複数の意思が混じり合う新しい時空間を作りあげたい。」(蓮沼執太)
なお公演に先立ち、8月20日には、電子書籍「偽ガルシア=マルケス」がKindleストアより発売。
オーディオブックも、Amazonによる音声配信サービス・Audibleにて配信される。
「言葉と声、音と音楽のスタディ『偽ガルシア=マルケス』」
2016年8月27日(土)・28日(日)
東京都 東京都庭園美術館
テキスト:古川日出男
出演:蓮沼執太、青柳いづみ、古川日出男
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