第40回 いまもっとも旬なスーパーヒーローウーマン、ワンダーウーマン!
今年もサンディエゴ・コミコン(SDCC)に行ってきました。
「ポケモンGO」人気で会場内にもポケモン信者があふれていました。
今年は”『スター・トレック』TV放送50周年””『エイリアン2』公開20周年”という記念すべき年でした。
そしてアメコミ界ではキャプテン・アメリカ(マーベル)とワンダーウーマン(DC)が75周年。
ワンダーウーマンは1941年にデビューです。
38年にスーパーマン、39年にバットマンが生み出されており
スーパーヒーローコミックスがブームになった時でした。
スーパーマンとの差別化のために女性のスーパーマンを作ろうという思いつきだったのでしょうか?
人間との干渉を絶った謎の島パラダイス島に住む、
女だけの一族”アマゾン族”の王女ダイアナ・プリンスが人間界にやってきて大活躍というお話。
ダイアナは武道に通じ、あらゆる物理的攻撃をはねかえすブレスレットをしており
また魔法の鞭を使うスーパーウーマンなのです。
70年代にTVドラマ化されており日本でも放映され
僕はその時からファンになりました。
DCコミックスの世界ではバットマン、スーパーマンと並ぶ存在。
ほぼ不老不死なので長きにわたって歴史の陰に隠れて生きてきたわけです。
レゴのブースではレゴで再現されたキャプテン・アメリカとワンダーウーマンがディスプレイ、
マーベルのブースにはキャプテン・アメリカのメモリアル・スタチューが飾られていました。
ワンダーウーマンは来年映画が公開されるためDCのブースでも大フィーチャー。
TVドラマ版のコスチュームや、今度の映画で使われるコスチュームも展示です。
ワンダーウーマンは今年公開(8月10日にDVD&ブルーレイがリリース)された
『バットマンvsスーパーマン:ジャスティスの誕生』に続き
来夏ソロ映画の『ワンダーウーマン』が公開
そして来年後半に公開予定の『ジャスティス・リーグ』にも登場。
いまもっとも旬なスーパーヒーローウーマンです。
SDCCのDC&ワーナーのパネル=プレゼンテーションでは
出演のガル・ガドットらが登壇。その意気込みを熱く語りました。
今回の映画版はシャーリーズ・セロンがオスカーをとった『モンスター』の
女性監督パティ・ジェンキンスがメガホンを撮るのも話題。
舞台はなんと第一次世界大戦!
『バットマンvsスーパーマン:ジャスティスの誕生』で彼女は
100年間人間のやることに関わらないようにしてきた、と意味深なセリフを口にしており、
恐らく第一次世界大戦を目の当たりにして、
戦争をする人類に失望し世捨て人になったのではないかと。
そういう流れなのかもしれません。
だから”女性監督が女戦士の視点で戦争を描く異色の女性映画”になるかもしれませんね。
しかし会場でお披露目になった予告編は
ワンダーウーマンが剣と盾で敵の兵士に向かっていったり、ユーモアたっぷりのセリフも多く
ヒーロー活劇としても十分楽しませてくれそう!
来年、彼女との再会が楽しみです。
予告編です:
https://www.youtube.com/watch?v=5lGoQhFb4NM
(写真・文/杉山すぴ豊)
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