信用と信頼は一度失うと取り戻すことが難しい

どんな人間であっても常に首尾一貫した行動を取ることはなかなかできるものではないでしょう。どこかでふらつき、どこかで余計な一言を発してしまうことは誰にでもあることだと思います。だから、人間はこうした失点ををカバーするために勉学であったり仕事であったりという日常生活で努力を重ね、“自分自身の考え=信念”を持つようになりまわりの人たちから“信用と信頼”を勝ち得ていくのではないでしょうか。

しかし、

「あの時ああしていなかったからお前は駄目だったんだ」
「実はあの時、最低最悪な状況であることは認識していた」
「自分のあずかり知らないところで行われていたことだ」
「私はそれやっちゃ駄目ですよと助言していた」
「第三者がやったことなんです」

と、後出しじゃんけんのような発言ををしてしまったり、“人に任せる”ことができずに全てに顔を出すものの責任を負えず、結局かき乱すだけで終わってしまったり、人としての信義を簡単に破ってしまったり、事実関係と異なることを公の場所で発言したり……

こうしたことをしてしまっては、本人は努力しているつもりでいても“相手から信用も信頼もされなくなる”のは必然でしょう。
迷走する民主党政権が、まさにこうした姿をさらし続けていると思います。
「政治は国民を写す鏡だ」と言います。政治の世界に限らずこうした状況は一般社会でもよく見られる光景ではないでしょうか。
信用と信頼は一度失うと取り戻すことが難しいものです。

東北地方太平洋沖地震以降、日本社会はより混迷を極めつつあるような気がします。こうした時代であるからこそ、“信用と信頼”というものを考えるべき時代であると思います。

写真素材 足成:立ち話
http://www.ashinari.com/2009/06/17-022511.php?category=221

※この記事はガジェ通ウェブライターの「みね」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
1977年生まれ就職氷河期世代の人間。挫折と苦労を重ねてきた都内中小企業総務人事職として働く正社員独身実家住まいの独身男性。ブログとTwitterもやってます。

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