コートニー・ラブがカート・コバーンのギター返却を娘の元夫に求める
カート・コバーンの妻、コートニー・ラブと娘のフランシス・ビーン・コバーンが、ニルヴァーナの名アルバム『MTV アンプラグド・イン・ニューヨーク』でカートが弾いていたギターを取り返す決意を固めたようだ。
先日、米ゴシップ・サイト“TMZ”がコートニー・ラブをロサンゼルス国際空港でキャッチした際、彼女はコバーンの同ギターの所有権について語った。TMZの報道によると、娘フランシス・ビーンの夫アイザイア・シルバとの離婚において、このギターをめぐり争いになっているとのことだ。問題となっているそのギターについてラブは、「私たち家族が大切にする家宝よ。シルバが持つものではないわ」と話している。
また、フランシス・ビーンがシルバに同ギターを法的に譲渡したのではと問われると、ラブは「彼女は決してそんなこと考えないわ」と断言した。
1959年製“Martin D-18E”のエレアコ・モデルである同ギターは、同年に生産中止となる前の1年間のみ製造されていたという非常にレアなアイテムのうえ、左利きのコバーンが逆さにして演奏できるようブリッジとナットをカスタマイズしている。名作『MTV アンプラグド・イン・ニューヨーク』でコバーンが演奏したという事実も相まり、極めて貴重なコレクターズ・アイテムとなっているのだ。TMZによると、同ギターにはかつて100万ドル(約1億円)の保険がかけられており、それ以上の値が付く可能性もあるという。
ラブはさらに、「彼が演奏した最後のギターなのよ」とも続けている。
2014年に結婚したフランシス・ビーン・コバーンとシルバ(ロサンゼルスのロック・バンド、The Eeriesのフロントマン)だが、今年早々、コバーンが離婚を申請した。
ニルヴァーナのアルバム『MTV アンプラグド・イン・ニューヨーク』より、コバーンが同ギターを手に「オール・アポロジーズ」をパフォーマンスする様子はYouTubeでも視聴できる。
◎All Apologies (MTV Unplugged)
https://www.youtube.com/watch?v=aWmkuH1k7uA
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