斎藤工、大沢たかお、そして坂上忍も…歌手デビュー経験のある意外な(!?)男性俳優
反町隆史さんのことが情報番組やバラエティ番組などで扱われると、ドラマ『GTO』の主題歌『POISON~言いたい事も言えないこんな世の中は~』がよくBGMとして流れます。もう18年も前の曲ですが、それだけインパクトが強く、また同曲のイメージもあり、“歌手・反町隆史”としても俳優同様にインパクトを残しました。その一方、「え!?この人も歌手デビューしていたんだ」という人も。ここでは、歌手デビュー経験のある意外な(!?)男性俳優について紹介します。
90年代は俳優が歌手デビューするケースも目立った
反町さん以外にも、大ヒットシリーズ『踊る大捜査線』の主題歌『Love Somebody』など多くのヒット曲を持つ織田裕二さんら歌手活動も知られる俳優も多く、特に90年代には吉田栄作さんなど、俳優が歌手活動をするケースが目立ちました。近年では上地雄輔さんが“遊助”として歌手としても活躍しているのは有名です。またジャニーズ事務所所属のタレントは歌と俳優活動を両立するのが当たり前のようになっています。しかし俳優業に専念しているように見えて、実は歌手デビューしていた俳優もいます。
旬のオトコ・斎藤工は多才さを生かして歌手活動
現在多くのドラマ、映画に主演、今最も旬の俳優の一人、斎藤工さん。以前は『ミュージカル テニスの王子様』に忍足侑士役で出演していました。2.5次元俳優が劇中で歌う曲をCD化するケースは多いですが、斎藤さんも『ベストアクターズシリーズ004』と題したCDに参加しています。
また2007年にはインディーズからアルバム『ココロノグルリ』をリリース。そして2011年には『燦々』でメジャーデビューを果たしています。2012年発売のシングル『サクライロ』には、自身が主演のショートムービーなども収録されていました。3rdシングル『ONE MORE TRY!!』(2102年)はドラマ『七人の敵がいる!』のエンディングテーマにも起用。多才さで知られる斎藤さんは自ら作詞をしたり、ジャケットデザインを手掛けたこともありました。ディーン・フジオカは音楽活動も積極的に
今旬の俳優といえば、この人も忘れてはいけません。NHK連続テレビ小説『あさが来た』の五代友厚役でブレイクしたディーン・フジオカさん。彼も音楽活動に積極的な俳優で、ブレイク後のトーク番組にゲスト出演した際に音楽活動の話をよくしていたので、知っている人も多いかもしれません。2013年にダウンロード限定で『My Dimension』を発売。そして今年3月に、オンラインショップとタワーレコード限定発売のアルバム『Cycle』を、6月にはダウンロード限定のシングル『Midnight Messenger mabanua REMIX』をリリースしています。バラエティで大人気の坂上忍は10代の頃にCDデビュー
1970年代から子役として活躍していることで知られている坂上忍さん。当時から企画ものの作品でレコードを出してました。そして1984年、シングル『J.D.BOY』で本格的に歌手デビュー。以後5枚のシングルと4枚のアルバムをリリースしています。バンドを従え、当時人気絶頂だった尾崎豊さんを思わせるような、サングラスをかけて歌う姿も印象的でした。デビュー曲については、現在司会を務めている『バイキング』(フジテレビ系)の中でもこの曲をかけてたびたびイジられているので、聴いたことがある人も多いかもしれません。大沢たかおは1990年代末CDをリリース
ドラマ『JIN-仁-』や映画『風に立つライオン』などで人気の大沢たかおさんは、1998年7月にシングル『Rain』でCDデビュー。翌年2ndシングル『IF…』をリリース。その後、アルバム『Kiss』もリリースしています。
三上博史さんは1988年にアルバム『G.O.D.S』をリリースして以来、歌手活動を積極的に展開。1993年には主演ドラマ『チャンス!』の主人公「本城裕二」名義でシングル『HANG OUT!』『夢 With You』をリリース。35歳以上くらいの人で覚えている人も多いかもしれません。90年代から「俳優」「歌手」の両輪で活動する藤木直人
ドラマ『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』でのクールな演技も記憶に新しい藤木直人さん。「俳優が歌手もやる」というスタンスではなく、デビュー当時から両方を並行してやるイメージでした。1999年、『世界の果て~the end of the world~』をリリース。シングルはこれまで15枚出しています。昨年7月にもミニアルバム『1989』をリリース。このアルバムを引っさげてライブツアーも行いました。イエモン吉井和哉との交流も 音楽活動も行う山田孝之
山田孝之さんは2002デビューシングル『真夏の天使』を2002年7月にリリースしています。この曲は『大好き!五つ子4』の主題歌になりました。またTHE YELLOW MONKEYの吉井和哉さんと親交がある山田さんは彼らのオムニバス・トリビュートアルバム『THIS IS FOR YOU』に『SEA』(朗読)で参加。昨年放送されたドキュメンタリーテイストのドラマ『山田孝之の東京都北区赤羽』ではエンディングテーマ『TOKYO NORTH SIDE』(作詞:山田孝之 作曲:吉井和哉)も歌っていました。
現在は「CDが売れない時代」と言われ、ジャニーズ俳優など一部を除き、特に男性俳優で歌手デビューするケースは、CDが最も売れた90年代に比べると減っています。斎藤工さん、ディーン・フジオカさんら、器用で多才な役者も多い昨今、彼らが音楽でももっと脚光を浴びる機会も増えれば、音楽業界が活性化するかもしれません。
文/田中裕幸
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