これは紅葉の京都で必携! お寺発信Androidアプリ『京都禅寺巡り』

access_time create
京都禅寺巡り

禅寺を征する者は京都の紅葉をも征す――と言っても過言ではないほどに京都の禅寺は紅葉の名所ぞろい。金閣寺、銀閣寺、龍安寺、高台寺などの有名寺院から、通天橋からの紅葉が大人気の東福寺もすべて禅寺。11月1日、京都の禅寺72か寺を案内する、至れり尽くせりな“お寺オフィシャル”Androidアプリがリリースされました。これは、歴女さん&寺ガールはもちろん、今年京都で紅葉を見ようと計画する人は必携アプリになりそうです。

『京都禅寺巡り』は、臨済宗・黄檗宗の研究機関として活動する「禅文化研究所」と和合舎、日本システム技術の三者が業務提携を行い企画・開発。京都にある臨済宗・黄檗宗寺院の情報を総合的に提供し、お寺文化と歴史に興味を持つ人たちにより深く禅文化を知ってもらうアプリを制作しました。

京都禅寺巡り お寺一覧画面

一般公開している寺院の拝観情報やアクセス情報はもちろん、各寺院の持つ歴史について深~く解説。寺院の山門や庭園の歴史、お寺を開いたお坊さんのライフヒストリーから襖絵の作者まで、「知りたい」気持ちをきめ細やかにフォローアップします。また、ウィジェットを待ち受けに設置しておくと、通常非公開寺院の特別拝観情報もアップデートされるので、旅先でチェックすれば思わぬご利益が得られるかも?

京都禅寺巡り ナビ画面

お寺へのナビゲーション機能も充実しています。南禅寺、天龍寺、相国寺、建仁寺、東福寺、大徳寺、妙心寺、萬福寺、永源寺の9本山と、高台寺、龍安寺、金閣寺、銀閣寺の13寺院の周辺にある知られざる名刹をご案内。「自然」「建築」「庭園」「人物」「食事」「体験」など8項目から選んでチェックすると、「食事」なら「湯豆腐」「精進料理」「普茶料理」「抹茶」をいただけるおいしいお寺を教えてくれます。もちろん「体験」のカテゴリーには、禅寺ならではの「坐禅」情報もしっかり組みこまれています。

京都禅寺巡り クイズ画面

さらに、上記の13寺院を巡る「スタンプラリー」機能も搭載。GPS機能を利用して、各寺院で指定されるポイントに立つと、画面からふわーっと寺紋(じもん)が浮かび上がるという遊びゴコロも仕込まれています。お坊さん自ら作った「禅クイズ」(渋い!)、禅語の解説やお坊さんの法話など、移動中に楽しめるコンテンツもありますよ。

京都禅寺巡り お寺紹介画面

貴重な仏像や絵画、季節ごとの寺院の風景など、見るだけでいやされそうな画像も多数収録。一部エリアでは、収録されている風景の前に立ってカメラを起動し画像に重ねるようにすると、画面上で真夏に紅葉の季節のイメージを見ることもできます。これらの画像系コンテンツは、今後随時追加されていくそうです。

これがお坊さんの企画力なのでしょうか……。ほんとに「お寺を知ってほしい」という思いとおもてなしの心にあふれていて、眺めているだけでお寺に誘われてしまいそうです。リリースから1か月間は無料で提供、それ以降は一部機能のみ有料になる予定です。
 

 

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. これは紅葉の京都で必携! お寺発信Androidアプリ『京都禅寺巡り』
access_time create

Kyoko Sugimoto

京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。