一時期”チャラ男”モデルのボカロが開発されていた

番組で紹介された初音ミクにまつわるトリビア

 ”チャラ男”のVOCALOIDキャラクターが生まれる可能性があった――。インターネットで活躍するクリエイターを応援するテレビ東京の番組「ドリームクリエイター」(司会:百花繚乱、繁田美貴テレビ東京アナウンサー)の収録風景が2011年10月23日、ニコニコ生放送で中継された。この回の特集は「よくわかるVOCALOIDトリビア」。番組では、音楽合成ソフトVOCALOID(ボーカロイド)にまつわるトリビアがいくつか紹介され、なかでも「オリエンタルラジオ藤森をベースに作りかけたボカロがあった」というトリビアには、”チャラ男キャラ”で知られるゲストの藤森慎吾さん本人も興味津々の様子だった。

 ネットユーザーから支持されている音声合成ソフトVOCALOIDだが、あまり知られていない豆知識「トリビア」が存在するという。今回の放送では、そんな「VOCALOIDトリビア」が特集され、

「人間以外が声を提供したボーカロイドがある」
「初音ミクは雨女」
「(VOCALOIDキャラクター)GUMIの衣装がセクシーになった経緯について、デザインを担当したゆうきまさみさんと、株式会社インターネットの社長は責任のなすり付けあいをしている」

といったトリビアが紹介された。そのなかには、「オリエンタルラジオの藤森をベースに作りかけたボカロあった」というものもあった。以前、「自分をモデルにした”チャラっぽいど”を作ってほしい」と村上社長に提案していたという藤森さんだが、この話は初耳だったようだ。

 番組では証拠として、 VOCALOIDキャラクター『KAITO(カイト)』開発担当者が2009年12月14日にしたツイッターでのつぶやきが紹介された。

「余談ですがカイトのキャラコンセプトは、社長曰く「オリエンタルラジオのメガネの方」と言う事で粛々と進められ…(ry。ほとぼりが冷めた頃、新製品コンセプト作りが、自分にまわって来たという社内事情…」

 このように、藤森さんをキャラクターのコンセプトにすることに言及されていた。しかし結局、まったく関係ない現在のキャラクターが完成したようだ。このトリビアを知った藤森さんは、「ギリギリのところで何のストップがあったんだ!」とくやしがるとともに、「全然ウェルカムですよ、こっちは。いくらでも(素材を)提供しますから」と、VOCALOID化への熱い思いを語った。

 番組ではこの他、「ネットクリエイターNEWSのコーナー」で、ネットクリエイターのために番組ADの「マスク姫」を”出役”(役目を果たすための出張)することが発表された。番組にメールをすれば、歌でも演技でも自由にマスク姫を使えるという。また、視聴者参加型新企画”ドリーム・ボーカリスト”のコーナーでは、1000人を超える応募者の中から「カピカピの蜜柑」さんが選ばれた。カピカピの蜜柑さんの歌はCDに収録されることが決まっている。

◇関連サイト
・[ニコニコ生放送] 「ボーカロイドトリビア」の数々を視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv64744406?po=news&ref=news#4:18
・ドリームクリエイター公式サイトト – テレビ東京
http://d-creator.jp/
・[ニコニコチャンネル] ドリームクリエイター
http://ch.nicovideo.jp/channel/ch23

(鏡)

【関連記事】
「ボーカロイドと人間の声、区別できなくなる」 “ボカロの叔父”が未来予測
「初音ミク グッドスマイル BMW」逆転優勝なるか!? 「SUPER GT300」最終戦
「右ひじ左ひじ交互に見て・・・」 ヒャダインとお笑いコンビ2700がネタ共演
新企画・”歌ってみた”を投稿してCDデビュー
紺野あさ美&植田萌子アナ、かにみそPの楽曲でCDデビュー決定

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. 一時期”チャラ男”モデルのボカロが開発されていた
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

記事ランキング