Gmailで複数の送信元アカウントを利用している方のためのiPhoneメール設定術
画像:Searching Gmail for Specific Filetypes / EvanWondrasek
Gmailお持ちですか?それ以外のアカウントもお持ちではないですか?
複数のフリーメールアドレスを取得している方は多いと思うのですが、管理が煩雑になりがちですよね。私は今までThunderbirdでメールを管理していたのですが、思い立ってGmailにまとめることにしました。
まとめたのはいいのですが、複数の送信元アカウントをiPhoneからも使いたい…普通に設定するとメインのGmailでしか送信できないし…という問題にぶち当たってしまいました。
しかし!その問題を解決できる設定方法を見つけたのです。
まずはGmailの設定を確認
Gmailで複数アドレスを送信元に設定するには「アカウントとインポート」タブ。「名前」の項目にアドレスを追加しましょう。私は2つ追加しているので、合計3つのアドレスが表示されていますね。
今回の記事はすでにここまでできている方向けですかね…
iPhoneのメール設定は「その他」
さて、次はiPhone側での設定方法です。
「設定」→「メール/連絡先/カレンダー」→「アカウントを追加」で「その他」を選択してください。Gmailの設定なんですが、「その他」で設定するのが今回の最大のポイント!次の画面ではまずメインのGmailアカウントを普通に入力してください。
詳細設定では画像の通り。Gmailの送受信の設定。ユーザ名とパスワードは先ほども入力したGmailアカウントを。
・受信メールサーバ:imap.gmail.com
・送信メールサーバ:smtp.gmail.com
一旦登録が完了したら、もう一度その設定画面のアカウント情報欄に追記します。送信元アドレスをカンマ区切りで複数入力するんです。ここです!これだけなんです!!!「アドレスA,アドレスB,アドレスC」というように!
やったー!送信時にアカウントをタップすると、メインでないアカウントが表示されるようになりました。もちろん最初に書いたGmail側の設定をきちんとしていないと使えないですけれどね。
参考にさせていただいた記事はこちらです!
iPhone における Gmail に設定した複数アカウントの利用方法について考えてみた ; Tips of Gmail for iPhone | COG LOG LAB.
デメリットとその回避法
「その他」で設定することで発生するデメリットがあるんです。それは”アーカイブ”が使えないということ。Gmail設定を普通に行うとアーカイブが使えるんですね。削除でなくアーカイブです。「その他」でメール設定をすると、アーカイブを使うかどうかの設定項目がでてきません。しかし!その回避方法もきちんとみつけましたよ。
アーカイブをするということは”すべてのメール”というラベルをつけて、受信フォルダから移動するということです。つまり、iPhoneから削除するときの挙動を、そのように設定してやればアーカイブしたと同じことができるわけですね。
アカウントの詳細設定画面で、削除時の挙動が設定できます。デフォルトでは”Deleted Messages”というラベルがつく(フォルダに移動される)ようになっています。実はこのラベル、別のラベルを設定することが可能なんですね。ここで、”すべてのメール”というフォルダを選択してやれば、上で説明したようにアーカイブと全く一緒の挙動。削除するときに「アーカイブ」のボタンは出ないのですが、実質同じことをやっているわけです。
たくさんのメールアドレスをお持ちの方は、Gmailにまとめて管理をしてみてはいかがでしょうか?私もこれからGmailを使いこなせるようにもっと調べていけたらと思っています!
●(Gadget Girl)記事関連リンク
私の人生を変えたiPhoneアプリ #5app – Gadget Girl
Google Chromeのエクステンション”Awesome Screenshot”はWin版Skitchだ! – Gadget Girl
煩わしいログアウト不要!”Googleアカウント”のマルチログイン – Gadget Girl
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。