世界第二位の軍事費を誇る『イギリス軍』 VS みんなで行こう『ワークマン』
工場勤め20年オーバーの筆者ですが、その前のドカチン時代も含めて『ワークマン』にはお世話になっております。
というわけで、日常の生活にも『ワークマン』を取り入れている生粋の労働者である筆者が、今イチオシの商品を紹介したいと思います。
しかし!
それ単体では記事としてのインパクトに欠け、すなわちボツる可能性は否めないので抑えとして、これまた昔からお世話になっている“ミリタリーサープラス”(軍放出品)の中でも、安くて実用的なモノを選んで対決させる事にしてみました。
『ウインドストップ ストレッチブルゾン』(税込み2900円)
コチラは『ワークマン』の意欲作である『ウインドストップ ストレッチブルゾン』で御座います。
その名の通り、ウインドブレーカー的な感じで風をシャットダウンしつつ、ストレッチしちゃうので動くの楽だぜHEY!みたいなコンセプトの服ですね。
『ウインドストップ ストレッチブルゾン』が地味にイイ!
最初に気が付いたのは、生地のストレッチ性能よりも“軽量さ”でしょうか?
生地は非常に薄く柔軟に作られているのですが、内部に特殊なフィルム的なモノを挟む事で防風性能を高めています。
レンジャーロールでコンパクトに!
レンジャーロールとは軍隊で衣料品をコンパクトに収納する為のテクニックで御座います。
要は適当な幅に折り畳んだら、端っこからギュウギュウに絞る感じでクルクルと巻いていくのです。
するとどうでしょう?
普通に服を畳むよりも圧縮されるので、コンパクトに衣類を収納する事が出来るのです。
さらに登山などでは、より圧縮する為に“ジップロック”などのビニール袋に入れて内部の空気を抜き、さらにコンパクトに収納したりします。
今回は適当な大きさのジップロックが家に無かったので、適当なビニール袋に入れて口を縛ってみました。重さは350グラムに収まり、ウインドブレーカーとしては軽量な部類に入ると思われますね。
ちなみに筆者はバイク通勤で使っていますが、作業服の上から着てもストレッチするので動きやすく、防風性能も完璧で御座います。
無論、保温性は低くあくまでも“防風性”に特化した服なので、寒い時期であれば下に保温性の高い服を着る必要はあります。
しかし!
バイクで走っていても風を通さない防風性能の高さは、このコンパクトさ&重さを考えると驚異かと存じます。
ジッパーが斜めだ……と?
そして、何より気になるのが斜めに縫製されたフロントジッパーではないでしょうか?
「ジッパーを斜めに取り付ける事で、片手で開閉しやすい!」
とのコンセプトらしいのですが、若干片手での開閉には困難かと思われ、さらにジッパーを開けた状態で着用すると、首周りのアシンメトリー感が半端ありません。
『ウインドストップ ストレッチブルゾン』 総評
ほぼ完璧な防風性能と350グラムを切る軽量さ、お値段2900円(税込)とコスパも高い『ワークマン』の『ウインドストップ ストレッチブルゾン』はオススメで御座います。
特に原チャリ通勤で「バイク専用ジャケット」を着る程ではない、バイクライトユーザー層にはベストですね。
また山を歩くにもコンパクトに収納出来て軽量な『ウインドストップ ストレッチブルゾン』は必須かもしれません。
『イギリス軍 防水パーカー』(5800~9800円)
そして、コチラがイギリス軍の防水パーカーで御座います。
言うまでもなく本物ですので、イギリス国内で着用すると逮捕されるので注意が必要ですが、軍モノと言う事で縫製の堅牢さや耐久性は信用出来ます。
防水パーカーとして優秀である!
とりあえず「ゴアテックス同等品」とのキャッチに惹かれて購入した筆者ですが、あくまでも同等品である点は注意が必要です。
というわけで、筆者は『イギリス軍 防水パーカー』を着て、雨の中を30分ほど街を徘徊するというミッションを敢行してみました。
するとどうでしょう?
完璧な防水性能を発揮するでは、あ~りませんか!
しかも、生地に撥水処理がされているので、普通のレインスーツのようにバサバサと水滴を落とせば、そのまま店に入れそうな予感です。
無論、洗濯すれば撥水処理の効果は薄れてしまいますが、軍モノにしては生地が細かく目が詰まっているので、市販の防水スプレーや撥水スプレーを使えば、きっと効果を発揮してくれる事でしょう。
しかも、内部は透湿性のある防水生地なので、よほどの大雨で無い限りは大丈夫かと思われます。
大型のフードがお洒落である!
ヘルメットを被った上からでもフードが被せられるように、普通のレインスーツよりも大型のフードが襟に内蔵されています。
ゆえに襟周りが異様にゴツいのですが、この襟を立てて着用するとカッコイイのでオススメです。
「攻殻機動隊に出て来る雑魚キャラ」(すぐコロされる奴)
みたいなサイバー感を醸し出すので、着こなし次第では街中での着用にも耐えられます。
例えば定番とも呼べる“アラブスカーフ”との組み合わせはピシャリとハマりますね。砂漠迷彩柄とアラブスカーフは相性が良いので、是非とも揃えたいところです。
ジッパーは大型のダブルジッパーになっていて開閉はスムーズに行えます。
また胸ポケットが異常にデカいです。
携帯電話は勿論、筆者の8インチタブレットがスッポリ入る驚愕の大きさなので、大抵のモノなら収納可能で御座います。
なお、ストレッチ性は皆無の模様……
軍モノですが動きやすさは、そうでもありません。むしろワンサイズ大きくして動きやすさを確保するパターンが正解かもしれません。
とは言え、袖はベルクロで絞れるし、腰周りもドローコードで絞れるので、さして動きにくい感はありません。
唯一の欠点は、内側の防水生地がゴワゴワしているので、インナーを工夫しないと快適に着こなすのは難しいかもですね。
『ウインドストップ ストレッチブルゾン』VS『イギリス軍防水パーカー』総評
畑が違うと言えばそれまでですが、それぞれに突出した良さがあると思った筆者です。
軽快に着るならば『ウインドストップ ストレッチブルゾン』が遙かに優れていますが、極限状態で着る服を選べとなると『イギリス軍防水パーカー』に軍配が上がります。
しかし!
どちらの商品もコストパフォーマンスと言う点では、最高ランクであると結論付けておきましょう。
この様に『ワークマン』と軍モノは機能性に優れていて、コストパフォーマンスも高いので実用性は最高なのです。
ちなみに『ワークマン』はネット通販部もあるので、実店舗が近くに無くても通信販売で購入可能です。是非、みなさんも試しに着てみては如何でしょうか?
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(執筆者: YELLOW) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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