スピリチュアル初心者にこそ読んでほしい!~マガジンハウス担当者の今推し本『anan SPECIAL あなたの願いを叶えましょう!「引き寄せの法則」で幸せになる。』
こんにちは、マガジンハウスです。みなさんは“引き寄せ”と聞いて、どういうことかすぐにわかりますか? 私はわかりません!(堂々) 加えて、スピリチュアル的なあれこれに若干の懐疑心もあったりして、それでいて気にはなったりするという、面倒くさい日々を過ごしていました。今回、おすすめしたい一冊には、「引き寄せの法則で幸せになる」と書かれ、これまたズバリ苦手な分野を突かれた体ですが……とりあえず読んでみてから、この本を手掛けたNさんに会ってみますね。
――――というわけでNさん、私には無理めなジャンルだ~と思いながら読んでみたのですが……。
N 「どうでした? やっぱりチンプンカンプンでしたか?」
――――それが、面白くて、ためになりました(笑)。
N 「(笑)でしょう。というのも、私自身が、実はスピリチュアルとかそういったものにだいぶ疎くて。だからビギナー向けというか、ディープな専門用語などを極力使ってないんです。私でもわかる、が裏テーマというか(笑)」
――――え、スピ系、疎いんですか!
N 「疎いというか、やはり私も、懐疑的な部分はありますね。だからこの本では、ハードルを高く設定せず、誰でもできる幸せになるレッスンばかりを紹介してるんです」
――――誰でもできる、というのは具体的には?
N 「特別なモノもいらないし、お金もかからない、ということかな」
――――そこ重要ですね。いくら願いが叶う、幸せになれると言われても、その2つがあると急にハードル上がりますもん(笑)。
N 「それで、この本のどういうところが面白くてためになりましたか?」
――――まず、巻頭の道端ジェシカさんのお話ですね。ここに、『宇宙に上手にお願いする法』の著者であるピエール・フランク氏の言葉として、私たちが見ているものは実際に存在するものの2%にしかすぎない、だから、「目に見えるものしか信じない」と言うのはあまりにもかたくなじゃない?といったことが書かれていて。
N 「ジェシカさんはスピリチュアルに関する本を本当にたくさん読まれているんですよね。『宇宙に~』は、彼女がスピリチュアルに本格的に興味を持たれるきっかけになった本ともいえます」
―――で、まさに「目に見えるものしか信じない」だった私は、はっとしたんですよ。98%も排除してたのか、もったいないなって。で、読み進めていくと、引き寄せの法則というのもなんら難しいものではなくて、思考や思い込みを変えることだったりするとわかり、すんなり頭に入ってきたんです。
N 「そう、この本では『ザ・シークレット』の翻訳を手がけられた山川紘矢さん・亜希子さんご夫妻にもお話を伺っていますが、お二人の言葉をもとに、「引き寄せの法則」を上手に使いこなす秘訣を紹介しています。そしてこれがこの本のウリでもあるのですが、幸せになるレッスンは1つに絞っていません。色々な先生から、色々な方法を教えてもらい、読んだ人が自分に合うものから始められるようにしました」
――――確かに、「方法は1つだけ! これ以外は認めません!」というノリより、その時の気持ちやライフスタイルにフィットするものを選びたいですよね。本書を見ても、本の紹介があったり、ハワイの秘宝<ホ・オポノポノ>やチベット体操などの体を動かすものがあったり、「100%自分原因説」といった理論のページがあったり、バラエティに富んでいるから、私のようなビギナーでも構えず読むことができました~。
N 「そう、さっきも言いましたが、色んなやり方を紹介しているけど、どれもお金や特別なモノがいらないのもいいでしょ? 例えば、1分瞑想。これこそ、何もないところで、どこででもできますよね。教えてくださった<TaoZen Japan>の大内さんは、瞑想をアートだと仰ってるのですが、続けるうちに本当にそれが実感できますよ」
歩きながらできる瞑想もあって、本当に取り入れやすい! 日常のちょっとした時間にココロとカラダを静めることで、自分が楽になるのが実感できました(^o^)
――――通っていた大学で瞑想の時間があったんです。そのときも、始めるまでは「なんの意味が……」と軽くみてたのに、やってみたら「やってよかった……!」って言ってた記憶が(笑)。短時間で、気持ちがすごく落ち着くんですよね。
N 「ふだん、何も考えないっていう瞬間がいかにないかですよね。意識的に取り入れるだけで、だいぶ変わります」
――――こういった動作やエクササイズによるアプローチは、「やってる」という実感があるのもいいです。スピリチュアルというとどうしても宗教っぽい雰囲気になってしまう印象ですが、心を研ぎ澄ます・感性を磨くというのと近いんですよね。そう考えると、健康的なものなのかもなって。
N 「感性を磨くということでしたら、この本でも、ボディワークのページがありますよ~」
――――『感じる力をとり戻しココロとカラダをシュッとさせる方法』(小社刊)の藤本靖さんですね! 確かに、五感を磨いて直感が冴えてくると、色んなものを引き寄せることができそうです!
N 「観念的な教えではなく、筋膜を調整して本来の感覚を蘇らせるという、わかりやすいアプローチは確かに、スピリチュアルが苦手な人向けかもしれないですね」
図解でわかりやすいボディワーク。なんとなくだるいといった不調は、五感が鈍っているからかも?
――――さきほどNさんご自身も、スピリチュアルものに疎かったと仰ってましたが、この本を作られて変わりましたか?
N 「そうですね。巻末に水木しげる先生の素敵なイラストとお言葉を載せたのですが、水木先生こそ“見えない世界″を描き続けた方ですよね。生前、先生とお仕事させていただいたこともあり、水木ワールドに触れたことでわかったのが、引き寄せの法則が浸透しスピリチュアルなものがブームになるずっと前から、日本人はそういった世界と普通につながってたんじゃないかなって」
――――妖怪やお化け、霊界といったものは、それこそ大昔から語り継がれていますもんね。
N 「うん、だからそんなに構えなくていいんですよ。あと、水木しげる先生といえば、『水木サンの幸福論』という著書の中で、<幸福の七カ条>というのを書かれているんですが、これぞまさしく、幸せになるための法則なんですよ。七カ条めが、<目に見えないものを信じる。>と」
――――なんと! やっぱり私、見えない98%も信じて生きていきます(笑)。
今週の推し本
『anan SPECIAL あなたの願いを叶えましょう!「引き寄せの法則」で幸せになる。』
マガジンハウス 編
ページ数:84頁
ISBN:9784838751099
定価:780円 (税込)
発売:2016.05.14
ジャンル:占い
[http://magazineworld.jp/books/paper/5109/]
ウェブサイト: http://magazineworld.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。