【連載】歴史ある邸宅を改装。英国伝統、憧れの「マナーハウス」に宿泊

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【連載】歴史ある邸宅を改装。英国伝統、憧れの「マナーハウス」に宿泊

英国を旅したことがある人も、これから行きたいと思う人も、一度は泊まってみたいと憧れるのが「マナーハウス」。

■「マナーハウス (manor house) 」とは?
英国地方に点在する、昔の貴族や荘園(マナー)領主の館を表す。古くから「貴族や名士が土地を所有する」という英国伝統にのっとり、緑豊かな敷地を保有。その広大な土地の一角に豪華な邸宅を建て、自給自足出来る環境下で、優雅な田園生活を満喫してきた。

現在では高級ホテルとして一般向けに公開されていたり、宿泊やレストランの利用可能なところも多い。歴史ある邸宅を改装したマナーハウスでは、英国ならではの優雅なひと時を過ごせるとして、海外のゲストからの人気も高い。

かつての貴族や領主の館を活用した高級ホテルとは、いったいどんな世界が広がっているのだろう? そんな熱き想いを抱きながら、英国滞在初日に「The Peacock at Rowsley(ザ・ピーコック・アット・ロウズリー)」へ。

【連載】ベイクウェルやピークディストリクト観光に。おすすめマナーハウス
「マンチェスター国際空港」からは車で約1時間の距離に位置

英国最古の国立公園内にある「ピーコック・アット・ロウズリー」は、「ハドン・ホール」当主のマナーズ卿(ピークディストリクトの貴族)が所有。(滞在2日目、その「ハドン・ホール」も訪れることに! 詳しくは次の記事にて紹介します。)

映画『プライドと偏見(Pride & Prejudice/2005年イギリス映画)』撮影時には、主役のキーラ・ナイトレイやマシュー・マクファディン、監督をはじめとするスタッフも滞在。

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“ピーコック”と名付けられているホテルだけあってクジャクがきちんとお出迎えしてくれる

さらには・・・コリン・ファースが、このホテルにプライベートで滞在したこともあるのだとか! まさに、映画ファンにとってもたまらない宿泊施設なのです。

ホテルの館内を入って直ぐに掲げられていた、「AA ロゼットアワード」の3つ受賞を示した表彰状。(「AA ロゼットアワード」の英文ページを見たところ、どうやらロゼット数は毎年厳しくチェックしている模様)

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さまざまな期待に胸を含ませながら、いざ、中世英国の面影が色濃く残る館内探索に出発!

古き良き英国の面影がそのまま残る、趣溢れる空間に踏み入れてみると・・・

全面改装したという内装は、どこを巡っても深い歴史を感じとれるモダンとスタイリッシュが融合。

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「春から夏にかけて近場のワイ川で野生のニジマス釣りを楽しめるんだよ。」と話していた館主の言葉通り、生きている本物と見間違えそうなニジマスのモニュメントも。

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野生のニジマスフライフィッシングの詳細は下記をご覧ください。

[PEACOCK]
[facebook/The Peacock at Rowsley]

そして、館内いたるところに掲げられた肖像画やアンティーク家具などにも、心惹かれてしまう。

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おそらく入り口最初に掲げられていた肖像画がかつてのマナーズ卿? こういう1枚1枚を解説して頂く時間のゆとりが欲しい!

レストランやパブのそれぞれに趣があって、それこそ好きなだけ何泊ものんびりしたい。

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早朝出発前のほんのひと時で撮影したのみなので、まだ他にも探索出来る場所があったのかも・・・。

しっとりと落ち着きのあるプライベートダイニングルームで優雅なディナー

館内のレストランとは別に設けられている、プライベートダイニングルーム。4~20名で貸し切って利用することが出来るので、リラックスしながら食事を楽しめます。

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乾杯の泡、アミューズで心がほぐれた後は・・・

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良い香りがふわっと漂う、最高な味わいの玉葱入りブリオッシュ! 手作りの焼きたてパンが美味しいと、この後の料理にも期待してしまう。

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ひと通り食事してみた中でも、ダービーシャー州牛肉フィレの火入れが素晴らしかった! この肉料理は、今回の英国旅行のなかでもベスト3に入るほど絶品。「AA ロゼットアワード」に評されたことを、私の舌でもリアルに体感することが出来ました。

全16室ある「ピーコック・アット・ロウズリー」の客室

私が宿泊した客室は10号室。「マナーハウス」はかつての貴族や領主の館だけあって、部屋ごとの内装や調度品などが異なる点も興味深い。

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アメニティには、英国ブランドの「ミラーハリス」。日本では青山の「ヴァルカナイズ・ロンドン」などでも目にする、馴染みある香水メゾン。英国のみならず全世界各国ホテルのアメニティチェックを欠かさない私。何故ならば、小さなアメニティにこそホテルの拘りや姿勢を感じ取られるから。日本でも既に評価の高いブランドもあれば、初めて出逢う良きブランドもある。(この見知らぬブランドとの出逢いがかなり貴重で! 日本に入っていない素晴らしいコスメとの遭遇がたまりません!)だからこそ、アメニティからもいろいろと学ぶことが多いのです。

朝が来た! 英国旅最初の「イングリッシュ・ブレックファスト」がはじまる

日ごろ朝食をゆっくり摂ることが少ないので、私が旅の前半には特に注力をおくのが朝食タイム。本日の天候を確認したならば・・・「イングリッシュ・ブレックファスト」がスタート。

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幾つかのメニューよりお好みで選べるスタイル。朝からなんて優雅なのだろう!

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絵はがきにもなりそうな空間で素敵な朝食を頂くだけで、一日がこんなにも潤うなんて。

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(C) facebook/The Peacock at Rowsley

昨夜は暗闇で気が付かなかったけれど、窓の先には大きな庭が広がっている!?

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この庭でほんの数分しか過ごせなかったことを少し悔やみながらも、そろそろ「ピーコック・アット・ロウズリー」を出発する時間です。

バス停「adj Peacock Hotel」の直ぐ側にあるから、近隣の観光地へのアクセスも良し!

道を挟んだ目の前には、小さな街の郵便局「Rowsley Post Office」。

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デール・ロード・ノース(A6)通り沿いにあるホテルの先を進むと、バクストン、マンチェスター、ベイクウェルへと道が繋がっていることも分かりますね。

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「ピーコック・アット・ロウズリー」の場所は、バス停「adj Peacock Hotel」から目と鼻の先。このバス停から「ハドン・ホール」や「ベイクウェル」まではバスで約10分ほど。そして、「チャッツワース・ハウス」へも15分ほどで行けます。

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もし、路線バスや近隣の観光施設情報で気になることがあった場合でも、「ピーコック・アット・ロウズリー」のスタッフが優しく教えてくれることでしょう。「ピーコック・アット・ロウズリー」とバス停「adj Peacock Hotel」は、徒歩1分もかからない距離感です!

Thanks for sharing!!!
「ピーコック・アット・ロウズリー」のおもてなしの心に感謝!

■The Peacock at Rowsley(ザ・ピーコック・アット・ロウズリー)
住所:Bakewell Rd, Rowsley, Matlock, Debyshire DE4 2E, England
TEL:+44 1629 733518

[Photos by izumin]

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TABIZINE(タビジン)は旅と自由をテーマにし、日常に旅心をもてるようなライフスタイルを提案します。覗き込めば、世界地図を拡げた時のワクワクがあるような、はたまた旅する非日常を感じ旅へ向かわずにはいられなくなるような、そんな夢見心地にするパワーがあるメディアでありたいと思っています。人生は一瞬一瞬が心の旅。皆さんが何にもとらわれることなく、自由で冒険に満ちた毎日になるような情報をお届けします。

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