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【モノ・マガジンのデジカメ報告No.10】ペンタックス16年目の本気『K-1』

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モノ・マガジンのデジカメ報告No.10

本稿は1982年創刊モノ情報誌のパイオニア『モノ・マガジン』(ワールドフォトプレス刊)好評デジカメ連載『写真家:織本知之のデジカメナウ』や『電子寫眞機戀愛(デンシシャシンキレンアイ)』を気まぐれに、順不同に、電脳スペース上に移植したものである。または、カメラ片手に世の森羅万象を記録せんと闊歩する電磁カメ戦士たちにおくるラブレターでもある。

写真家・織本知之の電子写真機恋愛:ペンタックス16年目の本気『K-1』

出るよ出すよと言い続けておよそ16年。

思い返せば2000年あたりのカメラショーで参考出品されていたペンタックスのフルサイズデジ一眼がありました。あれは完全なフライング……いや、夢をカタチに近づけた最初の一歩だったのですが、微妙なデザイン……いえ、斬新なシルエットで先進的なペンタックスらしいフルサイズ一眼であり、ファンとしては一日でも早い販売を待ち望んだモノでございます。

それから16年の月日が流れ、その間に100色ものカラーバリエーション、よし次は120色だとか、もはや伝説となりつつあるアノ分厚いミラーレス(K-01ですね)だとかさまざまな試みで我々熱狂的なペンタックスファンを悩ませて……いえ、楽しませてくれたのですが、こんどのペンタックスは本気です。

さあそろそろ遊びの時間は終わりだ、これからは本気仕様のペンタックスを見てくれ! 的な気合いの入ったスペック性能なのでございます。

まず価格からいって実売30マンエンを大幅に切ろうかという販売価格はユーザー数、市場シェアの拡大を狙った実に戦略的な値段ではありませんか。

社会人になって早いもので、もう数年目の春の訪れ、給与振り込み口座の開設を兼ねてつくったクレジットカードの上限もいつの間にか増え、フトみてみればお買いモノ上限は30万円……思わず手に取ったK-1のカタログ。

「買っちゃおうかな……」と見上げれば青葉、山ホトトギス、初フルサイズ……というケースも充分考えられます。

思い直すマエに若人よさあ前にすすめ、と背中を押してやるのも人生のセンパイの役割。不惑の40オトコとしては思いつくままにK-1のオススメポイントを羅列してみると、フルサイズ3640万画素センサーの余裕の大画像、撮影感度は驚異の最大ISO204800、繰り返しますとISOニジュウマンヨンセンハッピャクゥ! そして強力無比な5軸手ブレ補正機構SRⅡはシャッター速度換算でおよそ5段。

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リアルレゾリューションシステムの解像感、防塵防滴その上さらにマイナス10度までの耐寒作動、30万ショット高耐久シャッター! とここまではデジカメとしての基礎体力部分。

この時点でK-1に対抗できるカメラは相当絞りこまれてまいりますが、さらに操作部アシストライトを4ヶ所に設置して気配りアシスト。

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フレキシブルチルト式液晶モニターは4本のアームで堅牢ながら自由自在に保持する摩訶不思議ギミックで回転軸を中央から離れることなく上下ナナメに可動可能に。

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これと環境に応じた明るさが設定されるアウトドアモニターにより、ライブビュー時に非常に撮影しやすいカメラとなりました。そして搭載されているGPS、電子コンパス、手ブレ補正機構をコントロールしてカメラ単体での天体追尾撮影を可能とした「アストロトレーサー」を搭載。

カメラの各種センサーよりもたされた情報から天体の動きを予測、イメージセンサーを天体の動きに同調させ、長時間露光でも星を流さず、点像のままとらえることを可能にした、という天文写真なぞ一度たりとも撮ったことのないカメラマンでも「うわ、それはスゲーな!」と心底思う機能を搭載。

このほかにも視野率約100%で大きく視界の開けた光学ファインダーは一度体験すると、小さいファインダーが苦痛になるほどの視覚の気持ちよさと撮りやすさ。

撮った画像の立体感に解像感とフルサイズデジ一眼ならではの魅力醍醐味も充分なK-1。このフルサイズ一眼レフに組み合わせるレンズはやはり高画質高描写でなくてはなりません。

そこで新たに標準ズームとしてHD PENTAX‐D FA 28~105㎜ F3・5‐5・6ED DC WRが新たに登場しました。

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一般的な撮影の大部分をカバーすることができる画角を備えつつ、機動性に優れたコンパクトなズームレンズで最新の光学設計と高性能レンズを採用し、優れた解像力を持っております。また防滴構造なので強靭なK-1と合わせ、ワイルドなランドスケープ撮影時にもタフな性能を発揮することでありましょう。

このレンズのほかにも大口径超広角のHD PENTAX‐D FA 15‐30㎜ F2・8ED SDM WRや明るさの必要なシーンで威力を発揮するHD PENTAX‐D FA 24‐70㎜ F2・8ED SDM WRなど本気レンズも続々と発売されます。

またこれまでラインナップされていた膨大な数のKマウントレンズも装着でき、APS‐Cサイズデジタル一眼用のKマウントもクロップ撮影に切り替え可能。そうです、ファンと共に歩んだ刻をペンタックスはかたときも忘れません。

今までも、そしてこれからも一緒だよ的な対応するもんだから、ぼくらもずっとペンタ党。

注目ポイント1

こんなモニター見たことないでしょ?

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4本のアームの両端がボールジョイントとなり、背面モニターをしっかりと支持している構造は回転軸が中央から動かず、上下左右ナナメに回そうがひねろうが常に光軸から乖離しない動きを実現。別に多少離れていても実用上は問題ないのにこういうトコにこだわるペンタックスにファンは強く惹かれるのであります。

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記者:

1982年創刊のモノ情報誌のパイオニア。

ウェブサイト: http://www.monomagazine.com/

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