ラーメンの鬼と呼ばれた男のDNAを継ぐ『鬼そば藤谷』 @『最強ラーメンFes,』町田
町田市民的に2016年最強のイベントとも呼べる『大つけ麺博プレゼンツ 最強ラーメンFes,』ですが、さりげなく相模原市民である筆者も混ざっているのは“町田あるある”で御座います。
まあ、町田市民も相模原市のイベントには顔を出すので、お互い様ですがあえて言おう!
「YOU、東京なんか辞めて神奈川県にINしちゃいなYO!」
もう東京は23区だけにして八王子は山梨県へ、町田市は神奈川県に編入で良いと思います。
『鬼そば藤谷』
今回の『最強ラーメンFes,』には『海老ワンタン伝承鬼塩らーめん』をひっさげて登場の『鬼そば藤谷』で御座います。
ちなみに店主は芸能人でもあるHEY!たくちゃんとの事で、第一陣の『違う家』とイメージが被る部分が微妙にあります。
仕事でやたらと写真を撮りまくっている筆者に
「たくちゃんとのツーショット写真撮りましょうか?」
と親切な言葉を掛けて頂いたのですが、さしてテレビを観ない筆者的には、たくちゃんとのツーショットは興味ないので非情にも却下させて頂きました。
しかし!
働いている美人なお姉さんとのツーショットであれば、筆者も喜んで受けたであろう事を、さりげなくアピールしておきましょう。
『海老ワンタン伝承鬼塩らーめん』を食す!
正直、ラーメン評論家でもなんでもない筆者ですが、ラーメンには五月蠅いです。
しかも、芸人さんがやっているとなる非常に厳しい目で見るので、これから飲食店を始めようとする芸能人の方達は注意して下さい。
「飲食業界舐めんなよ!」
というわけで、謎の上から目線でのジャッジとなりますが、味に関しては公平に行こうと思います。
全体的な構成としては、ごく普通なワンタン麺な様相ですが、ネギだけではなく水菜も入っていて彩りが良いですね。
塩ラーメンという事で全体的に繊細な感じですが、大きな豚バラ肉のチャーシューと海老ワンタンがインパクトがあります。
鶏とトビウオのWスープが美味しい!
岩手産の軍鶏と九州赤鶏を使い、さらにトビウオなどの魚介を合わせたスープは美味しいですね。
まず鶏の風味、恐らく軍鶏のコクが強いので芯がしっかりした鶏スープになっています。そこにトビウオ(あご出汁)などの節系と昆布、複数の塩がベースとなっているとのことです。
鶏の旨みと魚介系の香りで食欲をそそる金色のスープは、塩ラーメンとして非常に完成された味かと思います。
麺は中細ストレート麺
麺はイベント限定の“中細ストレート麺”となっていますが、良く見ると平打ちのようですね。全粒粉も少し混ぜているのか、麺は小麦の風味もありなかなか良い感じです。
しかも!
この手のラーメンイベントは、なぜか麺が茹で過ぎ感がある場合が多いのですが、この『海老ワンタン伝承鬼塩らーめん』は、少し固めに茹で上がっていました。
無論、麺固ならなんでも良いわけではありません。その麺の美味しさを引き出す茹で加減、それがベストなのです。
この『海老ワンタン伝承鬼塩らーめん』には、この茹で加減が丁度良かったですね。
細麺の良さである“喉越し”と食感を残しつつ、芯のないギリギリのタイミングで茹で上げています。
ちなみに麺茹ではたくちゃんが担当していたのですが、フォーメーション的にはそれが正解ですね。
麺にこだわったラーメンの鬼、故・佐野実氏のDNAはちゃんと受け継がれているようで、ちょっと嬉しくなった筆者です。
海老ワンタンも旨し!
小田原系ラーメンで育った筆者は“ワンタン”に関しては1㎜も妥協しない姿勢を崩しませんが、この『海老ワンタン伝承鬼塩らーめん』の海老ワンタンは美味しかったですね。
こういう美味しいワンタン麺が食べられる店が、町田にもあると幸せになれる予感で御座います。
『海老ワンタン伝承鬼塩らーめん』 総評
芸能人の方の店なので徹底的にディスろうと思っていたのですが、食べてみたら普通以上に美味しいラーメンで、迂闊にも感動してしまった筆者です。
鶏を二種類使ったスープの奥深さと、節系の香りはシンプルな塩ラーメンに合いますね。これは文句無しに旨い塩ラーメンだと確信しました。
しかし!
“柚子”がチョロっとだけですがデフォルトで入っているのは、賛否が分かれる案件かと存じます。
細切りの柚子が一本入っているだけなので、そんな目くじら立てる程の事は無い気もしますが、筆者的には微妙でした。ぶっちゃけ完成度の高いスープの塩ラーメンに柚子は、ちょっとその存在感が強すぎてしまう気がします。
まあ、そんなの箸でどけたら良いだけなんですけどね。
というわけで、さしてディスる点もなく、ただただ美味しい『海老ワンタン伝承鬼塩らーめん』でした。
町田には『進化』と言う塩ラーメンの旨い店がありますが、それと食べ比べてみても面白いですね。
それでは、是非みなさんも美味しい『海老ワンタン伝承鬼塩らーめん』を食べに『最強ラーメンFes,』に訪れてみて下さい。
『最強ラーメンFes,』公式サイト
http://dai-tsukemen-haku.com/ [リンク]
『最強ラーメンFes,』会場、『町田シバヒロ』地図
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