戦車の後はフィッシュ&チップスとビネガーで! イギリス戦車博物館・番外編

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前後編に分けて紹介してきたイギリス戦車博物館

【画像多数】ガルパン戦車も大集合! イギリスの『タンク・ミュージアム』に行ってきた・前編
https://getnews.jp/archives/1423907 [リンク]
【画像多数】衝撃の光景に絶句!! イギリス戦車博物館に行ってみた・後編
https://getnews.jp/archives/1425710 [リンク]

実は一番肝心な事をお伝えするのを忘れていました……。

それはアフタヌーン・ティーフィッシュ&チップスクラフトビール!!

これらの食文化なしにイギリスは語れません。戦車のことで一杯一杯になってしまった訪問記でしたが、それ以外の重要な情報もここで紹介しましょう!

歩き疲れたらカフェゾーンでアフタヌーンティー

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この広大な戦車博物館を歩きまわるのは非常に疲れます。そんな時はイギリスらしく、アフタヌーンティーでもしましょう。
ティーガーやらチャーチルが展示してある建物の2階には、かなり広々としたカフェテリアが広がっています。筆者が訪れた際にはスコーンやパンケーキ、サンドイッチなどイギリスらしい軽食と紅茶やコーヒーなどが販売されていました。かなり広々とした空間なのにお客さんが少ないので、落ち着いてゆっくりと休憩することが出来ます。もちろんフリーwifiが館内全域で使用できるので、暇つぶしにも事欠きません。戦車を眺めながらお茶を頂くのも、なかなか乙なものです。

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クラシックなポスターのレプリカがそこら中に貼ってあります。現代でも違和感がないのが渋い!

土産物屋にはタミヤ模型もズラリ。本物の弾も買えるぞ!(要注意)

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ここまで雨あられの如く戦車を見せつけられたら、そりゃ戦車のプラモデルの一つや二つ買いたくなるものです。しかしご安心を、そんな方の為にお土産物屋さんには大量のプラモデルが販売してあります!笑。イタリアや中国など各国の有名メーカーのプラモデルが軒を連ねていますが、イチオシは何と言ってもタミヤの戦車。この博物館に展示していない日本の戦車も、ここでは見かける事ができるのがなんとも物悲しいところですが、海外でもタミヤは大人気のようです。

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他にも、戦車マグカップや戦車Tシャツ、戦車絵葉書に戦車消しゴム……。あらゆる戦車グッズが溢れんばかりに置いてあるのですが、中には実際に使用された銃弾が! 駐屯地も近く、博物館の運営にイギリス軍も関わっているからでしょうか、かなりの種類の銃弾が販売されています。もちろんこれらは使用することは出来ず、純粋にお土産として販売されているのでお間違えのないよう。もちろん航空機などへの持ち込みは厳禁なのでご注意を。なお日本で買うよりも、かなり安いようです。

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資料ももちろん充実。さすが戦車発祥の地ならではです。ちなみに、博物館内の敷地内には学術的な資料室もあるようです。

駐車場には戦車の残骸が……

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5時の閉館を迎え、外に出ます。敷地内を少し散策していると、駐車場付近にあるわあるわ、戦車の残骸
最初の戦車がこの世に産み出されてからはや100年。運良く博物館の中で余生を送る戦車もあれば、時の流れに身を任せて朽ちていく戦車もあります。

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1月の寒空の下、駐車場のプレハブの脇で何かを待っているかのような戦車の姿は特に哀愁を感じさせます。

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駐車場の駐車スペースには、何故か戦車の砲塔部が。『クルセイダー』や『チャーチル』の砲塔が置かれていました。物持ちが良いのも考えものです。

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博物館を出ると、そこはイギリスらしい荒涼とした風景。雨がシトシトと降っています。

最後に地元パブでフィッシュ&チップス&ビネガーとクラフトビールで大満足

朝から動きっぱなしの戦車博物館ツアーでしたが、流石に帰る頃にはクタクタです。加えて、帰りはバスも終了しており、タクシーを呼ぶか徒歩(40分)で駅に向かわざるを得ず(もちろん後者を選択)、Wool(ウール)駅にたどり着く頃には足が棒。
しかし! これを見越して帰りの列車までには1時間程余裕を持たせておきました。無論、向かうはパブ!!事前リサーチによるとWool周辺には2件のパブがあり、平たく言うと安そうなパブと高そうなパブがありました。一度安そうパブの前を通ってみたのですが、客ゼロ! これはマズいという事で、高そうなパブに向かってみます。

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その名も『The Ship inn』。郊外型の大きなパブといった風です。金曜の夕方だからか、駐車場には多数の車。これは期待出来そうです。

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中に入ってみると、賑やかな声とビールの芳醇極まる香りがしてきます。全てが木目調の店内に暖炉、テレビにはサッカーの試合、これはもうパーフェクト! 意外と空いていたので適当に席を見つけていざカウンターへ!

■たべたもの: フィッシュ・アンド・チップス
■値段: ビール込みで12.95ポンド
■内容: タラのフライ、フライドポテト、サラダ、クラフトビール

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早速ビールを頂きます。オススメを聞いたところ、このBADGER(アナグマ)のクラフトビールを勧められました。飲んでみるとかなり甘いハーブの味と香りがします。調べたところ1777年から続く超老舗メーカーのビールだそうです。キンキンに冷えてないので体がいい感じ温まります。

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そうこうしているうちにフィッシュ&チップスが来ましたよ!フライされたCod(タラ)とフライドポテトとサラダが豪快にワンプレート、戦車を見た後には堪らない一品です。イギリスの料理は美味しいんです!

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表面はかなりサクサクに揚げられています。魚のいい香りとビールのハーブの香りが混じり、至福の時間を演出してくれます。そこへビネガーをぶっ掛けます!!大量にぶっ掛けましょう!表面がふやふやになるくらいぶっ掛けます。今回はタルタルソースもついて来ましたが、ビネガーと塩こしょうだけでも十分に美味しいですよ!

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これぞブリティッシュ・スタイルと言わんばかりに外はカリカリ、中は程よくジューシーなフィッシュ&チップス&ビネガービネガーがとにかく重要!油っこすぎず、上品な味わいが印象的な一品でした。値段もロンドン価格とくらべても至って普通といった感じです。
とにかくビールと良く合うので、重い内容でもすんなりと食べきる事ができます。

評価

ボリューム: 文句なしの英国サイズ。満腹。
オーダーの早さ: パブはレストランではないので、混み具合によってかなり左右されます。今回は10分ほどと、パブにしてはかなり早かったです。
混雑具合: 金曜夜なのに結構空いています。といってもかなり巨大なパブなので、そう感じただけかも。
その他: イギリスでは犬のポジションが高いです。このパブでもワンちゃんが多数来店。暖炉前でご主人様とぬくぬくしてました。

電話:01929 462247
場所:Wool, Wareham, Dorset BH20 6EQ
フリーwifi:あり 
営業時間:月〜土11:00~23:00(日22:30)
店舗情報:http://shipwool.co.uk/ [リンク]

※公式HPには、地元Woolの観光情報がまとめられています。戦車博物館の他にも、アトラクション型農場、ラルワース城、モンキーワード、マナーハウス、キングストン・モールワード・ガーデンズなど観光スポットが数多くあることがわかります。車で訪れるなら、他のスポットをハシゴしてみるのも良いかもしれません。

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店を出て駅まで5分ほど歩くとホームはもちろん無人。この時間にロンドンに行く人など、そうそういないのでしょう。
定刻通り列車が入線。客車はガラガラ、座席に座ると同時に深い眠りに落ちます。

そして気づくとロンドン。いやあ、イギリスの列車の旅は、良いもんですねえ。

※ 画像は全て筆者撮影

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