TGSのおざなりブースについて韓国コンテンツ振興院が釈明「参加費は無料だった」
『東京ゲームショウ2011(以下、TGS)』の海外パビリオンエリア出展した韓国ブースが、あまりにもおざなりだったとして韓国で物議をかもしている。同ブースは韓国コンテンツ振興院が担当し、今年11月に釜山で開催される韓国最大のゲームショウ『G-STAR 2011』の広報を行うための空間だった。しかし、ブースにはG-STARの積極的なPR活動は見られず閑散とした状態で、これを目撃した韓国のゲーム関係者やゲームファンが問題視していた。
このことについて、韓国コンテンツ振興院が閑散としていたのには理由があると釈明した。
それによると、韓国コンテンツ振興院は今回のTGSで、日本のゲーム企業への説明会とバイヤー相談会を目的にしていた。そのため、ビジネスデイ(9月15日、16日)だけ参加し一般日(17日、18日)は撤去する予定だったのだが、「TGSを訪れた一般客にもG-STARを知ってもらいたい」と思いブースを残すことに決定。ブースが閑散としていたのは、相談会などの仕事を終えた後だからだとした。また出展費がもったいないとの指摘については、そもそもTGS側と無料ブース運営協約により出展したため、経費はかからなかったと説明した。
だが、このような韓国コンテンツ振興院の釈明に、韓国のインターネットユーザーらは納得がいかないといった感じだ。「無料なら問題ないのか?」、「ビジネスデイが終わった後も広報するなら担当者も残るべき」と批判しているほか、韓国コンテンツ振興院が韓国文化体育観光省の傘下にある特殊法人であることから、「出展費は無料でも、日本までの交通費や宿泊費は税金じゃないか」といった指摘もみられた。
韓国ネットユーザーが指摘する通り、一般日までブースを残すなら1人でも担当者を置いておく必要があったのではないだろうか? それに、展示するものがないのなら、広いスペースも必要なかったような気もする。近くの台湾ゲーム館が勢いがあったせいで、余計寂しさを感じさせてしまっていた。韓国コンテンツ振興院は今回の出来事を教訓にしたいとも語っていることから、次回の出展では変化があるかもしれない。
東京ゲームショウの韓国ブースが寂し過ぎる! おっさんがパソコンいじってるだけ
※画像:Ruliweb.comより引用
※この記事は、ガジェ通ゴールドラッシュの「朴美奈」が執筆しました。[リンク]
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