“いい言葉には妖精が住んでいる”。かわいがられるためのフレーズ3選

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出展:Paylessimages

失敗ばかり繰り返す友人への助言、恋人との意見のズレ、難しい仕事のアポ取り。なんと言っていいかわからず、ため息が出てしまうような瞬間はいつでもおとずれる。

“「こんなとき、どう言ったらいいんだろう……」というピンチに出合ったなら、チャンスだと思ってください。”

そう書かれているのは、『かわいがられる力 一流と二流の決定的な違い』(安田正/PHP研究所)だ。本書には、できれば避けたいような難しい局面もうまく乗り越え、なおかつ相手にかわいがってもらえるための方法やセリフなどが多数収録されている。

その中から、日常的に使い、できれば口癖にしてみたいフレーズ3つを紹介していこう。

 

感謝・ねぎらい+「ちょっとだけアドバイスしていい?」

失敗ばかり繰り返す友人へ意見を口にするとき、「こうしなきゃダメでしょ」といきなり正論から述べていないだろうか。その結果、相手を傷つけてしまうことは? 「失敗しちゃったんだけど、あのときどうすべきだったのかな……」と尋ねられた場合、相手は回答よりも先に、ねぎらいの言葉を求めているものだ。

「そうか、それは大変だったね……」

「あまり無理はしないようにね」

まずは相手に親身になり、それから解決策を提示する。その方が相手にとっては受け入れやすい。

相手に求められているわけではなく、自己発信で助言する場合も同じだ。「いつも頑張ってるね、ありがとう」という感謝から始めてみよう。

そして助言に入る際も、「こうしなきゃいけない」と直接的なことを言えば、相手も批判されるように感じ、ショックを受けるだろう。そこで「ちょっとだけアドバイスしていい?」というワンクッションが役に立つ。否定するのではなく、一度認めた上でさらによりよい方法を紹介する。そうすればきっと相手も信頼を持って助言に耳を傾けてくれるだろう。

 

「それいいね!」+「そこでちょっと考えてみたんだけど」

恋人との意見が対立してしまった場合など、いきなり「それは違う」と否定から入ればけんかになるのは当然。それでうまく結論が出たとしても、必ず片方に不満が残ることになる。

デートプランでもなんでも、気に入らないからといきなりばっさり切るのではなく、「それいいね!」とまずは一度認めてあげよう。そこから、「私も考えてみたんだけど」と自分の意見を付け足して言えば、相手にとってみれば最初に出したアイデアが強化されたような気持ちになる。「AかBか」ではなく、「AさらにA’」と話を進めるのだ。

もちろん、必ずしも両方の意見を取り入れる必要はない。結果的に「A’」がもとの「A」とはまったく違うプランになっていたとしても、それはお互いの意見を尊重しあってのこと。お互いにとって満足のいく結果となり、一緒になって考えてくれたことに相手も感謝してくれるだろう。

 

「本当にすみません、何度もお願いして……」

仕事で「すぐに謝るのはよくない」とも言われるが、それは同じ会社の中での話。新規の取引先へのアポ取りなど、外の相手で、なおかつまだ関係が築けていない相手には、下手に出れば出るほど交渉がうまくいく。

「何度もすみません」

「10分だけでもお話しさせてください」

本書によると、”神様にお願いするように言うのがポイント”とのこと。じっさい初めての相手がいきなり上から偉そうな態度で仕事を要求してきても、なかなか引き受ける気にはなれないものだ。

また交渉を確実に進めるためには、とにかく毎日朝一番に電話をしてみるなど「単純接触」を繰り返すことも効果的だそう。

“接する回数が増えれば増えるほど、好感度が上がり、印象もよくなるのです。”

本当にそうかと思う方は、会社にくる保険のセールスを思い出してみよう。最初はかたくなに断っていても、何度も勧められるうちについ話を聞いてしまったり、加入してしまったという人もいるはず。「ザイアンスの法則」というそうだが、彼らはこれをうまく利用している。

 

“いい言葉には妖精が住んでいるんですよ”。

本書の巻末「特別対談」に登場する実業家・ベストセラー作家の山崎拓巳のセリフだ。人にかわいがられるには、態度・行動などさまざまな要素が必要だが、最も大事なのは言葉の使い方、それに尽きるのではないか。

どんなにピンチなときでも、一言があるだけで相手への印象が変わる。相手を責め立てるキツイ言葉でも、自己の必死さばかりをアピールする言葉でもない。どう受け取られるか、相手の気持ちを考えながら思いやりを持って選んだ言葉にこそ人は心を動かされ、味方になってくれるのだ。

友人・恋人・ビジネスパートナー。誰からもかわいがられる妖精が住む言葉を、ぜひ意識して身につけてみよう。

 

ライター:平原学[ひらばるまなぶ]
ショートショート『汽笛』で2000年おはなしエンジェル子ども創作コンクール優秀賞。2001年、長編小説『レインボーロードスーパーバトル』で第4回日本自費出版文化賞入選。2013年第3回ツイッター小説大賞佳作。2013年、長編小説『ゴオルデンフィッシュ』(文芸社)出版。2014年より恋愛コラムニスト・イベントレポートライターとしても活動中。
ブログ:一日一話の創作部屋『スミズミまできく!バルさん。』 (http://ameblo.jp/iwanttobekreva/)
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