TOC(Hilcrhyme)のHIP HOPレーベルがユニバーサルJと契約しメジャーデビューが決定!
HilcrhymeのMCとしても活動するTOCが、ソロとしての2ndアルバム『SAFARI PARK』を1月6日にリリース。そのリリース・ライヴとなる全国ツアー「TOC LIVE TOUR 2016【SAFARI PARK】」が、2月28日の東京 渋谷duo MUSIC EXCHANGE公演にてファイナルを迎えた。
彼の地元である新潟から名古屋、大阪、福岡を駆け抜けたこのツアー、東京でも開場前から多くのTOCファンが渋谷duo前に集い、会場は超満員。このライヴの期待度の高さをうかがわせる。
会場の明かりが消え、真っ暗な舞台にTOCとバックDJであるDJ松永(Creepy Nuts)が登場。そして、TOCの「東京!」という煽り共に、「SAFARI PARK」からライヴはスタート。会場のテンションは一気に上がり、観客全員が手を上げ、サビは大合唱し、TOCを迎える。「ご来園ありがとう。俺が当サファリ・パークの管理人、兼調教師のTOC」と挨拶すると、「俺が盛りあげるからついてこい!」との言葉から「MIGHTY CODE」~「TURN BANK LOOSE」~「HUMANOIDO」とメドレー形式で展開。曲間をノン・ビートでのフリースタイルで繋げて行く展開に、彼のラッパーとしてのタフなアピールを感じさせられた。そしてDJ松永のターンテーブル・プレイとTOCの掛け合いで構成される「CUTS IN THE KITCHEN」、会場全員がジャンプする「DISOBEY」など、ボルテージは最高潮に登り、TOC自身も身に付けていたネックレスが千切れてしまうほど、アグレッシヴに動き回り、会場を一体化させていく。
「女の子の為に歌います」というMCに続いては、最前列の女性ファンに語りかけるように歌う「2 FACE」や、そこからの「X9X」~「Ray」などエモーショナルな楽曲を披露し、「JENGA」で観客とハイタッチしてライヴは一旦終了。
アンコールのMCでは彼のHIP HOPレーベル「DRESS RECORDS」がメジャー・レーベルであるユニバーサルJと契約した事を発表。ソロとしてはインディで活動してきたTOCだが、これからの作品はメジャーとしてリリースされる事となる。それについて「リスナーにもっと楽しい物を提供する為に、より大きな広がりを持つ為に、メジャーと契約を結んで、その思いを形にしていきたい」と話した。また、アーティストとしてだけでは無く、レーベル・ヘッド/プロデューサーとして、新しいアーティストも発掘/リリースしていくと言う事なので、その展開にも期待したい。
そして「もっと踊りたい」という観客からのコールに応えて「HATE」でライヴを締めくくったTOC。ライヴの最後に、Hilcrhymeのリリースが今後予定されていることも発表されたが、同時に「HilcrhymeのTOC(トク)としてだけでは無く、ソロMCのTOC(ティーオーシー)としても、もっと活動していく。生半可な覚悟じゃない!」と高らかに宣言。それは、これからの彼の行く先となるロード・マップと決意を明らかにしたとも言える。そして、その先にしっかりと期待を持たせるような充実のライヴは、会場からの万雷の拍手で幕を閉じた。
【セットリスト】
SE WELCOME TO THE JUNGLE(Intro)
1 SAFARI PARK
2 JIMOTO
3 Bird
4 MIGHTY CODE
5 TURN BANK LOOSE
6 HUMANOID
〜SAIKORO(Interlude)
7 SUGOROKU
8 World View
9 BirthDay
10 Atonement
11 HATE
12 CUT’S IN THE KITCHEN(routine)
13 DISOBEY
14 ミスターキャッチー
15 2 FACE
16 TSUMETAI-NICHIYOBI
17 X9X
18 Ray
19 JENGA
EN Swag in my skill
EN HATE
Hilcrhyme 10th Anniversary LIVE 「PARALLEL WORLD」
4月15日(金) 東京 ディファ有明
18:00開場 19:00開演
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