民主・樽床氏、輿石幹事長の「情報管理の徹底」発言について語る
民主党の樽床伸二幹事長代行は2011年9月16日午後の記者会見で、輿石東幹事長が強調している党内での情報管理の徹底について、持論を交えつつ説明。「一緒に行動している同志にきちんと報告をする前に、マスコミに発表するというのは順番が違う」とした上で、輿石幹事長が「そういう趣旨のことを『情報管理』という言っているのではないか」との考えを示した。
鉢呂吉雄前経産相は、記者とのオフレコ懇談会での発言がきっかけとなって辞任に至った。これを背景としてか、輿石氏は9月12日の会見で、記者に向けて「報道のあり方について、皆さん自身も、もう一度考えていただきたい」と提言。また、9月14日の民主党・両院議員総会では「マスコミ対応も含めて情報管理を徹底していきたい」と述べている。こうした輿石氏の考えに対しては、野党などから「情報統制に当たるのではないか」という批判の声が上がっている。
樽床氏は会見で「情報管理」ついて問われると、
「一緒に行動している同志の方々にきちんと報告をする前に、(マスコミの)皆さん方に発表するというのは順番が違う」
とし、さらに、
「まずは自分たちの仲間に最初にきちっと説明をして、報告をして、それで『そうだ』ということで、初めて(マスコミの)皆さん方に申し上げるのが筋だ」
と持論を展開。その上で、「(輿石幹事長は)そういう趣旨のことを『情報管理』という言い方でなさってるのではないか」と述べ、輿石氏の発言の真意についての解釈を説明した。
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(山下真史)
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