民意の裏付けのない政権
今回は山本一太さんのブログ『山本一太の「気分はいつも直滑降」』からご寄稿いただきました。
民意の裏付けのない政権
午後8時過ぎ。何人かの新聞記者から電話があった。鉢呂経済産業大臣の辞任についてだった。「一太さんが、今朝のテレビ番組で言ったとおりになりましたね!」
民主党政権の体質は変わっていない。野田内閣の支持率は、予想以上のスピードで“急落パターン”に突入するだろう。 年末には、それこそ“崖っぷち”に立たされている可能性がある。
結局のところ、今の不安定な政治システムを再構築する方法は“解散総選挙”しかない! 政治をリセットした後なら、“大連立”も現実な選択肢の1つになると思う。
いずれにせよ、“民意の裏付けのない政権”に、国家的危機にある日本の舵取りが出来るはずがない! それは、野田総理自身が、2年前の著書で明言していることだ。「民意を問わずに、1年ごとに総理を変える自民党はダメだ!」と。
急がば回れ! 「国難の時に選挙なんてやっている暇はない」のではなくて、「国難だからこそ、一刻も早く民意で選ばれた強力な政権を作らねばならない」のだ。 野田政権が求心力を失っていく過程を見ながら、国民もきっとそう思うようになる。それも、思ったより早く!
執筆: この記事は山本一太さんのブログ『山本一太の「気分はいつも直滑降」』からご寄稿いただきました。
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