作家・新堂冬樹氏が語る人生の成功哲学、「強烈に自分を信じること」

新堂冬樹氏

 その姿をメディアに見せることの少ない作家の新堂冬樹氏が2011年9月10日、BSジャパン『勝間和代#デキビジ』にゲスト出演し、その収録の模様がニコニコ生放送で中継された。新堂氏といえば、裏社会を舞台としたノワール小説で有名だが、その活動は作家に留まらず幅広い。「世界最強虫王決定戦」のイベントプロデュース、映画監督、経営コンサルタント・・・2007年には芸能事務所を設立した。そんな、多才といわれる新堂氏が放送の中で、「人より優れていることがあるとしたら、強烈に自分を信じること。やりたいと思ったことを念じれば、それが結果につながる」と、自らの成功哲学を披歴した。

 番組の冒頭、新堂氏は自らの作家デビューまでのエピソードを、「これは私の武器なんですけど、”できる”って思いこむんです、それを念じ続けた結果です」と語った。デビュー前、芸能事務所をやりたい気持ちにリンクさせながら、作家になりたいとの願望もあった新堂氏は、紀伊国屋本店に自らの著書が平積みされるイメージを、鮮明に思い描いていたという。

「そうすると不思議な世界で、あるとき、本棚から雑誌がバッと落ちてきたんですよ。それは伏せた状態になっていて、なんだろうと思ってめくったら、そこに新人作家募集とあって、おっ、これは面白いなと・・・」

 こうして応募した作品『血塗られた神話』が、第7回メフィスト賞を受賞する。司会の勝間氏も、「デビュー作から入賞ですか」と感嘆の声をあげ、番組ではその多才な活動履歴に触れていく。

「自分のことを多才だと思ったことは一度もなくて、ただ、人より優れていることがあるとしたら、強烈に自分を信じる。やりたいと思ったことを念じたら、それが結果になるっていうこと」

 放送では、自らプロデュースを手掛ける、平均13.5歳のダンスボーカルユニット”ASSASSIN”についても言及し、まだデビュー前の彼女たちが、最優秀新人賞を受賞する瞬間すら既にイメージできているという。

「私のなかでは、”ASSASSIN”が新人賞をとったとき、ステージで泣いて上ずって歌っている声とか、通用口から泣きながら出てきて関係者とハグする姿、もっといえば、自分のそのときの着ている服まで想像してます」

 司会の勝間氏は、作家とは違った一面に驚きを隠さず、「新堂さんは、どこへ行こうとしているんですか?」の問いを投げかけた。新堂氏はそれに答え、「人を驚かせたり、楽しませたり、笑わせたりするのが大好き」と語り、「小説もそういうのがベースになっているし、芸能プロのほうも今まで誰もやったことがないようなことをやりたい」と、作家活動も含めたエンターテインメントのプロデューサーとしての側面を強調していた。

◇関連サイト
・BS JAPAN「勝間和代#デキビジ」公式サイト
http://www.bs-j.co.jp/dekibiz/
・[ニコニコ生放送]新堂冬樹氏の人生の成功哲学から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv62375702?po=news&ref=news#11:39

(ハギワラマサヒト)

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