TBSドラマ『赤めだか』ギャラクシー賞受賞 「目立ちすぎず、演技派の役者の中でも埋没しないのは二宮和也最大の持ち味」

赤めだか

TBSで昨年12月28日に放送した年末ドラマ特別企画『赤めだか』が、<ギャラクシー賞 1月度月間賞>を受賞(※「1月度月間賞」対象期間:2015年12月26日~2016年1月31日)。

同ドラマは、今チケットの入手が最も困難といわれる落語家・立川談春の同名エッセイが原作。「天才」「異端児」と言われた故・立川談志のもとに17歳という若さで弟子入りした談春が、弟子仲間たちと苦楽を共に成長していく様子と、誰よりも落語を愛し、落語に挑み続けた男・立川談志の破天荒な生き様を描く。

立川談志をビートたけし、立川談春は嵐・二宮和也が好演。さらに香川照之、北村有起哉、宮川大輔、濱田岳、新井浩文、リリー・フランキーといった多才なキャストが脇を固め、ドラマの深みが増した豪華作品に仕上がった。

また、カメラテストをせず、すぐに収録に入るというタカハタ監督の独特の撮影方法が演者たちの自然な雰囲気を引き出し、本当に日常を観ているかのようなナチュラルな空気感に惹き込まれた視聴者も多かったのではないだろうか。

選評は以下の通り。

・男ばかりの役者たちの組み合わせが絶妙だった。談志に扮したビートたけしが演技を感じさせず、たけしのままなのが面白かった。談志とは根っこが同じ天才同士が持つ迫力なのか。

・濱田岳、リリー・フランキーなども癖のある役を好演。主演の二宮和也の落語もなかなか達者で引きこまれた。単発としては久しぶりに面白い! と膝を打ったドラマ。

・素の状態でも大人に気に入られることが多い二宮和也の魅力がうまく引き出されていた。

・宮川大輔、北村有起哉、濱田岳との弟子チーム、さらにたけし演じる談志とのバランスもよかった。

・突出して目立ちすぎず、かといって演技派の役者と並んでも埋没しないのは二宮和也最大の持ち味=才能かもしれない。

なお、嵐・二宮は2007年に『マラソン』、2008年に『流星の絆』『DOOR TO DOOR~僕は脳性まひのトップセールスマン~』(すべてTBS)でギャラクシー賞の個人賞を受賞している。

<プロデューサー・伊與田英徳コメント>
ギャラクシー月間賞に選んでいただき大変光栄です。原作を読んだとき“愛らしい究極の師弟愛”に感動したのを昨日のことのように覚えています。立川談春役を演じた主演の二宮和也さんと、師匠の立川談志役を演じたビートたけしさんが、実際の二人のやり取りを見ていたのではないかと思えてしまうほど魅力的で、見事に演じきってくださいました。そして、兄弟弟子を演じてくださったキャストの方々、大勢のキャストの皆様、タカハタ監督をはじめとするスタッフの皆さん、そして大切な原作を預けてくださった立川談春さんにも、この場をお借りして御礼申し上げます。

随所に笑いが散りばめられ、最後にはグッと熱いものがこみ上げてくるドラマ『赤めだか』。Blu-ray&DVDは3月9日発売。

ドラマ『赤めだか』特設サイト:
http://www.tbs.co.jp/AKAMEDAKA/

※画像はドラマ放送前に行われた試写会時の様子。

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