米バンド「リンキン・パーク」、ニコファーレで復興支援イベント

リンキン・パークのボーカル、チェスター・ベニントンさん

 アメリカで人気のバンド「リンキン・パーク」が2011年9月9日、被災地復興支援のためのチャリティーイベント「A THOUSAND HORIZONS」を六本木・ニコファーレで行った。このイベントのため特別に作られた『A Thousand Suns』収録曲のRemixバージョンが披露され、ホールの全壁面にアートフィルムが映し出された。またサプライズ演出として、ステージにボーカルのチェスターが登場し「The Messenger」を歌いあげると、会場は感動に包まれていた。上映後にはクリス・ペプラーがMCを務め、メンバーによるトークセッションが行われた。これらの様子は、日本とアメリカで生放送された。

・リンキン・パーク「A THOUSAND HORIZONS」を写真で見る
http://news.nicovideo.jp/watch/np83628

 会場となったニコファーレは360°全壁面にLEDモニターが設置されており、ニコニコ生放送の視聴者コメントが流れることが特徴のひとつである。アートフィルムが四方に映し出されると、中には手を叩いて喜ぶ来場者も見られた。ニコファーレに驚いたのは来場者だけではない。トークセッションでは、リンキン・パークのメンバーも、四方を流れるコメントに興味津々の様子だった。日本の視聴者からだけでなく、アメリカからもコメントが寄せられ、イベントは国を超えた一体感に包まれた。

 リンキン・パークはこれまで数々のチャリティー活動を行ってきた。非営利公益法人「music for relief.」発足し、スマトラ沖大地震やハイチ地震など、自然災害の被災者支援などを行っている。ボーカルのチェスター・ベニントンさんはこのイベントで歌った楽曲について

「”皆に希望を与えたい””困難があってもなんとか一緒に乗り越えていけるよ”というメッセージがあったので、特に今回のセッティングにふさわしいと思った」

と語った。また、来場者から日本の印象について聞かれると、ベースのフェニックスさんは

「今回の地震で気づいたのは、日本の人たちが互いを思いやっているということ。こういう災害が起ったら、自分もこんな風にならなきゃと思った」

と語った。

 なお、この放送は、「より多くの人にメッセージを届けたい」というリンキン・パークメンバーたちの要望により、誰でもタイムシフトを視聴できるようになっている。

http://live.nicovideo.jp/watch/lv60476985?po=news&ref=news

◇関連サイト
・リンキン・パーク「A THOUSAND HORIZONS」を写真で見る
http://news.nicovideo.jp/watch/np83628
・[ニコニコ生放送]A Thousand Hor​izons Linkin P​ark + GOODSMIL​ECOMPANY at ni​cofarre, Tokyo​, JAPAN – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv60476985?po=news&ref=news

(境田明子)

【関連記事】
紫式部が”非モテ腐女子”? 現代風「源氏物語」がミュージカルに
『仮面ライダーフォーゼ』の主題歌に土屋アンナ、拳突き上げレコーディング
平野綾、誕生日の10月8日にニコファーレでライブ開催を発表
田原総一朗×津田大介×学生たち 「次世代ジャーナリズム」論で激突 全文書き起こし
田原総一朗がニコファーレに登場 若者に「ジャーナリストの極意」を伝授

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. 米バンド「リンキン・パーク」、ニコファーレで復興支援イベント
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。