可愛くて何故かなつかしい、イギリスの昔ながらのお菓子屋さんが話題に

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子どもの頃、小銭を握りしめて駄菓子屋さんに行ったことはありませんか? 少ないお金を使ってどんなお菓子を買おうか、陳列台の前でドキドキしながら選んだことを筆者も懐かしく思い出します。

可愛くて何故かなつかしい、イギリスの昔ながらのお菓子屋さん

そんな子ども時代の駄菓子屋に対するノスタルジーはイギリスに住む人も共通のようで、昔ながらのスタイルのキャンディストア(お菓子屋さん)が話題を呼んでいます。

不思議ななつかしさを感じさせるお店

そのお店の名前は、「Edward & Vintage」(エドワード・アンド・ヴィンテージ)。イングランド北部のTissingtonという小さな街で、2010年12月にオープンしました。

可愛くて何故かなつかしい、イギリスの昔ながらのお菓子屋さん

(C) facebook/Edward & Vintage

こちらが、お店の外観。イギリスらしいシンプルな石造りの家ですが、人々の注目を集めているのはその内装。

可愛くて何故かなつかしい、イギリスの昔ながらのお菓子屋さん

(C) facebook/Edward & Vintage

以前は郵便局だったという狭い店内には、所狭しとお菓子が陳列されています。お菓子の入ったガラス瓶も可愛いですね! 洋画などで見かける、「ちょっと昔のイギリスのお菓子屋さん」のイメージそのままです。

可愛くて何故かなつかしい、イギリスの昔ながらのお菓子屋さん

(C) facebook/Edward & Vintage

しかもお店のお菓子は、昔ながらの量り売り。計量器も昔ながらのアナログですね。イギリスの大人にとっては、ストライプの紙袋に駄菓子を欲しいだけ入れて買う量り売りシステムは郷愁を誘うようで、お店には下は2歳から上は92歳までの常連さんがいるのだとか。子どもだけではなく、大人にも愛されているお店なのですね!

ヴィンテージ看板好きオーナーと店名の由来

可愛くて何故かなつかしい、イギリスの昔ながらのお菓子屋さん

(C) facebook/Edward & Vintage

このお店のオーナーは、ヴィンテージの看板やパッケージを集めるのが子どもの頃から大好きだったというデヴィッドさん(David Westcott Walker)。趣味で集めたヴィンテージ品を、お店の装飾にふんだんに使っています。その内装はイギリスのインテリア雑誌にも注目されたようで、インタビューを受ける機会もあったのだとか。

可愛くて何故かなつかしい、イギリスの昔ながらのお菓子屋さん

(C) facebook/Edward & Vintage

こんなに可愛らしいお店のオーナーが男性というのも意外ですが、不思議なのはその店名。てっきりオーナーがエドワードさんなのかと思ったら、デヴィッドさんなんですね?

可愛くて何故かなつかしい、イギリスの昔ながらのお菓子屋さん

(C) facebook/Edward & Vintage

実は店名の「Edward」は、デヴィッドさんの愛犬だったエドワード君にちなんでいるのです。でも残念ながらエドワード君は、2015年7月に天国へ行ってしまいました。きっと天国でもお店を見守っていてくれていることでしょう。

オーナーの愛情がたっぷりと注がれたショップ

ちなみに、デヴィッドさんご自身が一番好きなのはフライング・ソーサー(Flying Saucers)という円盤型のお菓子。

可愛くて何故かなつかしい、イギリスの昔ながらのお菓子屋さん

見た目はポップで可愛らしく、日本人からすると「ラムネの粉入り薄皮最中(もなか)」のような感覚です。生産が始まった1960年代くらいから今に至るまでイギリスでは常に人気の定番駄菓子なのだとか。

可愛くて何故かなつかしい、イギリスの昔ながらのお菓子屋さん

(C) facebook/Edward & Vintage

店名にも装飾にも、もちろん商品にもオーナーの愛情がたっぷりとつまった「Edward & Vintage」。大人たちには懐かしさを、子どもたちには素敵な思い出を作ってくれるお店として、これからもがんばっていって欲しいですね。それこそ、お店そのものがヴィンテージになるまで変わらずにいて欲しいものです。

[Photos by Shutterstock.com]
[An interview with an old fashioned sweet shop owner]
[Edward & Vintage]

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