任天堂がVR分野に20年ぶりに再進出?英紙が報じる

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20年前の任天堂はスーパーファミコンが大ヒットし、ノリに乗っていた。しかし、そんな中発売されたVR端末バーチャルボーイは、日本で15万台、全世界で77万台ほどしか売れず、いつのまにか消えていった。

バーチャルボーイは任天堂の黒歴史の一つになっているが、同社の社長君島達己がVR端末の開発に興味を持っているとFinancial Timesが報じた。

・具体的なプランはナシ

SCEは2016年中にPlayStation VRを発売する予定があり、2015年6月のプレスイベントでマイクロソフトもOculusと手を組みVR端末の開発を進めていくことを発表したが、任天堂のVR端末の開発はあくまでリサーチの段階で、ハードはまだ開発されておらず、すぐに発売するということはないという。

・新たな収益分野を模索?

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任天堂は4年連続で赤字を計上し、DeNAと業務・資本提携を行うなど厳しい経営状態が続いており、Wiiの売り上げにも陰りが見え始めている。

DeNA とスマホ向けのゲームを開発したり、次世代ゲーム端末「NX」の開発に向け着々と準備を進めてはいるが、新たな収益の柱になる事業を模索している最中だ。

既にサムスンはVR端末を販売しており、AppleもVR端末の開発が噂されるなどこの分野にこぞって世界的大企業が進出しているが、ゲーム分野で強力なコンテンツを持つ任天堂が参入すれば、さらにこの業界が活性化しそうだ。

 Nintendo is exploring VR again, 20 years after the Virtual Boy flop

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