伝染性紅班(りんご病)過去10年で最多 妊娠中の女性は手洗い・うがいを
2015年12月4日に、
りんご病が40都道府県で急増 4県が警報基準値を超過 妊婦の罹患に注意喚起も
https://getnews.jp/archives/1287371 [リンク]
という記事を寄稿させていただきました。
依然として、りんご病の猛威は衰えないようです。「りんご病」とは、伝染性紅班という病気の俗称で、ヒトパルボB19ウイルスによって発症する病気。頬や腕にりんごのような赤い紅班が出ることから、この俗称で呼ばれることが多いです。
主に免疫力が弱い乳幼児が罹患するケースが大多数で、症状としては、発熱や頬の紅班。一般手的に重篤な状態に至る病気ではなく、なかには不顕性感染といって、症状が出ないまま治癒するケースもあります。
しかしながら、妊娠中の女性が罹患した場合、流産につながる可能性があり、厚生労働省は注意を呼び掛けています。伝染性紅班の罹患者数は、この一年の間に限ってみれば、過去10年最多。
報告されている患者だけで96265人となっており、1年前の今月17日の一週間も、過去の同時期と比較して患者数は過去最多。
厚生労働省は注意喚起を促していますが、ウイルス自体はさほど強いものではありません。
親御さんとお子さんでそろって、手洗い・うがいをしっかり行い、外から返ってきた時の使用済みタオルを誰かと共有しない。ドアの取っ手などといった人が振れやすい部分をエタノールなどで消毒するといった注意が重要です。
写真はイメージ 足成より http://www.ashinari.com/2009/03/11-015205.php
―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: 松沢直樹) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。