スケルトン『G-SHOCK』が黄ばんでいたので染色してみた
黄ばんでしまったスケルトンの『G-SHOCK』を復活させる事にした。
というのも最近、腕時計運が悪いのだ。朝は動いていたのに外出先で電池が切れていたり、2個たて続けにガラスが割れたり、皮のベルトが裂けたり散々な目にあっている。時間なんて携帯電話で確認すれば……と良く言われるのだがやはり腕に時計があると便利だと思う。ポケットや鞄から携帯電話を取り出して開いて時間を確認するというのはちょっと面倒くさく感じてしまうのだ。お気に入りの腕時計を電池交換しホクホクしていたのだが、気がついたらガラスにヒビが……。使用するには支障のないレベルであるもののデザインが気に入っているものだけにちょっとしかキズでも気になってしまうのだ。そんな中、8年ほど前に購入した『G-SHOCK』を眠らせていることを思い出した。太陽光で駆動、電波補正、そして防水に対衝撃と、腕時計の神様に見放されたようなボクには今こそ『G-SHOCK』なのではないかと。さっそく物で溢れかえるボクの部屋から数年ぶりに発掘された『G-SHOCK』は、さすがに動いてはいなかった。しょんぼりしつつも机の上に放置して打合せに向かった。しかし打合せから帰ってきたボクを出迎えてくれたのは机の上に放置された『G-SHOCK』だったのだ! 太陽光によって充電され電波を受信し正しい時刻を刻んでいたのだ。なんだか急に愛着が湧いてしまったこの『G-SHOCK』なのだがひとつ問題が……。8年前はオーロラを思わせる綺麗なスケルトンだった『G-SHOCK GW-300KJ』も、紫外線に弱いという透明樹脂の宿命には逆らえず、パールホワイトの様な色だったのに今ではすっかり黄ばんでしまっていた。せっかく動いてくれた『G-SHOCK』をボクは早速、分解清掃することにした。キッチン用の漂白剤、メラミンスポンジなど試してみたけど『G-SHOCK』の黄ばみはなかなか手強い……。よろしい、ならば染色だ! という訳で『G-SHOCK』を染色してみる事にした。
手順1。ベルトとベゼルを外す。とはいっても漂白とかいろいろ試しているので既にこの状態。早速始める。
手順2。お湯で変形したりしない容器に染料と塩を投入。
手順3。お湯を投入。ムラが出ないようによく撹拌。
手順4。水洗いしたベルトやベゼルを液に漬け込む。20分ほど漬け込みつつもさらに撹拌。
手順5。液から取り出し水洗いをして、よく乾燥させる。
手順6。組み立て。
染色する事によって世界でひとつだけのオリジナルモデル『G-SHOCK』が完成した。きっかけは黄ばみを隠すためではあったけど、結果としては大満足。ますます愛着が湧いてしまった。自分の好きな色に染色することができるし黄ばんでしまった『G-SHOCK』をお持ちの方にはオススメしたい黄ばみ対策だと思う。でも、メーカー保障など責任は持てないのであくまでも自己責任で。
※この記事はガジェ通ウェブライターの「森田飛助」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
底辺イラストレータの森田飛助です。一芸記者なのに自分の一芸とは全然関係ない記事ばかり書いています。絵の仕事ください。切実です。
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