野田氏、自公との”大連立”検討を明言「救国内閣をつくるべき」

access_time create folder政治・経済・社会

 野田佳彦財務相は2011年8月13日、テレビ東京の番組『田勢康弘の週刊ニュース新書』に出演し、民主党代表選に出馬する意向を示した。また代表選に勝ち首相に任命された暁には、”救国内閣”として与野党関係なく、自民党や公明党との「大連立」を検討することを明言した。

 野田氏は、今月10日発売の月刊誌『文芸春秋』に「わが政権構想」というタイトルの論文を寄稿。番組の中で「タイトルは私が決めたのではなく、当面の課題への考え方で、政権構想ではない」と説明しながらも、「時機が来れば先頭に立つ覚悟を示した。そういう(代表選出馬への)覚悟は表した」と話し、民主党代表選に出馬する意向を表明した。

 また番組ホストの政治ジャーナリスト田勢氏が、「与野党の壁を越えて、今国民が必要なことをやってもらわないと。大連立をお考えになってはいかがか?」と問いかけると、野田氏は

「仰るとおり。何党うんぬんとか、そんな小さな政治をやっている場合ではない。原発、財政・・・これは与野党が胸襟を開いて話し合っていくことが基本。私はむしろ救国内閣をつくるべきだと思う。そのためには頭を下げて、野党の皆さんに正面玄関からノックして、お願いしていくところから始めなければいけない」

と回答。さらに大江麻理子アナウンサーから「救国内閣とはどういうイメージか?」と訊ねられると、野田氏は

「連立です。そうでないと政治が前進しない」

と明言。「そのことは意識しながらやっていきたい。そのためには与党がまとまっていないとダメ。そこで初めて野党と連立が組めるかどうかという話ができる。いろんなものを乗り越えないといけない」と話した。

(岩本義和)

◇関連サイト
・田勢康弘の週刊ニュース新書 – テレビ東京
http://www.tv-tokyo.co.jp/shinsho/

【関連記事】
自民・谷垣総裁、ニコ生で語る 「ポスト菅」「大連立」「震災」「原発」・・・全文書き起こし
自民・谷垣総裁、”ポスト菅”の呼び声高い野田財務相を評価
民主・松原氏の「議会サイドの人間」発言に、ジャーナリスト角谷氏「何寝ぼけたこと言ってるんだ」
官僚は震災復興の現状をどう見ているか?「IT復興円卓会議」分科会がスタート
「自主避難者にも賠償を」 枝野長官「東京電力に指導していく」

  1. HOME
  2. 政治・経済・社会
  3. 野田氏、自公との”大連立”検討を明言「救国内閣をつくるべき」
access_time create folder政治・経済・社会
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。