『ニコニコ動画』が局アナを募集!!
現在、動画投稿サイト『ニコニコ動画』が局アナを募集中だ。 インターネットのサイトがアナウンサーを求める、というのは奇異な感じではあるが一体どういうことなのか。 ガジェット通信編集部が入手した情報を元に話をまとめてみよう。 そもそも『ニコニコ動画』には動画投稿の他にもストリーミングでライブ中継を行う『ニコニコ生放送』というサービスがあるのだが、ここでは多くの『ニコニコ動画』独自の番組が制作されている。 これら番組の中には『ニコニコ動画』で注目を浴びた一般ユーザーがMC・出演する番組も見受けられる。 アナウンサーはこういった番組での司会・進行を勤めるものになるようだ。
またアナウンサーとしての出番は、もしかしたら『ニコニコ動画』だけに留まらないかもしれない。 というのも現在では、『ニコニコ動画』出身のユーザーがネットの枠をも超えてテレビへ出演する機会も増えているからだ。 例えば『ニコニコ動画』の人気歌い手けったろさんはフジテレビのドラマに出演。 生主(『ニコニコ生放送』で配信を行う一般ユーザー)の百花繚乱さんはテレビ東京で『ドリームクリエイター』という番組のMCに抜擢されるなど、地上波へ進出する例も出てきている。 アナウンサーと言えば広報的な立ち位置も求められるため、他のメディアに対し『ニコニコ動画』とは何かを説明する、といった起用も考えられそうだ。
ではどのように応募、選考されるのか? そのためには『ニコニコ動画』で放送中の「パン・パシフィック・オーディション」へ参加する必要がある。 このオーディションに合格し、作曲家であり日本音楽著作権協会(JASRAC)会長でもある都倉俊一氏監修の元、特待生として育成プログラムを受けることで道が開ける。 なかなか険しい道にも見えるが、参加するに当たって一つ注意すべき点がある。 確かに本オーディションでは歌唱やダンスを審査対象としている。 しかし、審査はあくまで”才能の原石”を発掘することを念頭において行われているのだ。 つまり完成度は求められておらず、可能性が認められれば、スキルは合格後に行われる育成プログラムの中で磨かれていくのだ。 それを裏打ちするように、参加条件は「10代限定・特定の事務所に所属していない」となっている。 この条件からも、世に出ていない荒削りな魅力を求めていることが伺える。
合格し、特待生(つまり無料で)一流のトレーナーによる様々なレッスンを受けられる点は大きなメリットと言えるだろう。 今後そういった道を目指すのであれば、そのきっかけにもなる本オーディション。 少しでも何かを感じた人は、公式サイトをチェックし是非チャレンジしてみると良いだろう。
パン・パシフィック・オーディション放送ページ
http://live.nicovideo.jp/watch/lv58372522
インターネットの賑わっているところに大概参加をしながら約20年。 ここ最近はニコニコなどの動画サイトを根城にしつつ、何だかよく分からない生活を送る。 生放送においては過去に、日本全国を生放送をしつつ巡ったり、ヨハネスブルグ、ジンバブエ、カザフスタンなど「そもそも回線は大丈夫なの?」といった場所から生放送を行ったことも。 しかし、一番好きな場所は『自分の部屋』とのたまう、自称「世界で一番忙しいニート」・「世界で一番仕事をしない自宅警備員」。
ウェブサイト: http://com.nicovideo.jp/community/co7201
TwitterID: higeoyaji
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