プリントゴッコと同じ印刷技術!ネットで注文した型でシルクスクリーン印刷ができる「SURIMACCA」
プリンターはすっかり身近な家電製品になったものの、”版”を使って印刷を行う機会は多くはない。今までは工房で職人さんなどが行っていたシルクスクリーン印刷をより手軽に行える工作キット「SURIMACCA」が登場し、クラウドファンディングサイトMakuakeで目標金額を大幅に上回る出資を集めている。
・シルクスクリーン印刷とは?
シルクスクリーン印刷は孔版画(こうはんが)技法の一種であり、インクが通過する穴と通過しない部分を作ることで製版し印刷する技法。Tシャツや布製品のプリントにはシルクスクリーン印刷が用いられることが多く、インクを変えれば革やプラスチックにも印刷もできる。
1977年から2008年まで販売されていたプリントゴッコもシルクスクリーン印刷の一種で、人の温かみを感じるプリントにはファンも多い。プリントゴッコがパソコンの普及や年賀状の衰退により消滅してしまったことにより、現状では手軽にシルクスクリーン印刷ができる機材は少なくなってしまっていた。
・”版”をネットで注文
今まではアルミや木で作られていたフレームを、プラスチック製のパーツを採用することでサイズの違うフレームを自由に作ることができる。印刷には”版”が必要になるが、データか紙原稿を送ればネット上で版が注文ができるので、手間がかかっていた版を作る必要はない。
届いた版をフレームに張れば、簡単に印刷ができるので、初心者の人でも気軽に始めることができる。
手軽に買える価格設定
SURIMACCAを開発したレトロ印刷JAMは、2年ほど前から「TOY」というシルクスクリーン印刷の工作キットを販売しており、このノウハウを活かし今回の販売に漕ぎつけた。8500円を出資すると本体と版、1万5000円を出資するとインク5色と専用のホルダーがついてくる。
新しい年になったので、何か新しいことを始めたいと思っている人にはピッタリのアイテムと言えそうだ。
ウェブサイト: https://techable.jp/
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