スマートフォン&タブレット向け電子書籍が急成長 パソコン用サイトの売上を逆転

ebookJapan スマートフォン&タブレット向け電子書籍が急成長 パソコン用サイトの売上を逆転

イーブック・イニシアティブジャパンは、2000年の創業以来初めて『eBookJapan』サイトの週間売上(7月25日~31日)で、モバイル用サイトがパソコン用サイトの売上を逆転しました。同社が『iPhone/iPod touch』用ブックリーダー『ebiReader』をリリースしたのは2008年11月のこと。当時の売上は微々たるものでしたが、2010年以降拡大基調に入り、2011年には大幅な成長を遂げました。

同社は、『iPhone/iPod touch』用ブックリーダー『ebiReader』を2008年11月にリリース。2009年6月には『iPhone/iPod touch』専用サイト、Windows phone(Windows Mobile)向け電子書籍サービス、『iPad』専用サイト、Android端末ブックリーダー、そして『iPad』ブックリーダー『ebiReaderHD』を相次いでリリースしました。2010年度では、パソコン用サイトの売上が中心でしたが、ついに2011年度に大逆転が起きています。

2011年度7月月間のスマートフォン・タブレット売上構成は49.7%で、月間ではまだパソコンを逆転していませんが、8月以降は月間でも逆転して継続的に伸びていくことが予測されています。この流れを受けて、同社では著作権者よりiOSおよびAndroid向け配信許可をいち早く取得。主要出版社からの有力作品を中心に、iOS/Android向けに業界最多の4万5000冊をラインナップしており、年内には5万冊を超える見込みです。

ハードウェアの普及とともに、電子書籍をスマートフォン・タブレットで読む傾向は、今後よりいっそう定着していきそうですね。
 

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Kyoko Sugimoto

京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。

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