えっ! わりばしをくわえるだけで……!?~マガジンハウス担当者の今推し本『感じる力をとり戻しココロとカラダをシュッとさせる方法』
こんにちは、マガジンハウスです。みなさんは、「ここのところずっとなんだか調子が悪い人」じゃないですか? はっきり病気ではないと思うんだけど、体がすっきりしない。やる気が出ない。イライラしやすい。疲れやすい……。そんな冴えない毎日を変えたいあなた! わりばしをくわえてみませんか?
H 「そう、わりばし。どこにでもある、フツーのわりばしをくわえるだけでいいんでふよ」
―――あ、Hさん! さっそくくわえてますね。これはいったい、どういった仕組なんですか?
H 「(わりばしを外しながら)片側の奥歯でわりばしをくわえて10秒。そのまま頭を真横に回して10秒、顔を正面に戻したら傾けて10秒。これだけで首肩の凝りが緩和されて、身体中にリラックス感が広がるんです。小顔効果もあります」
―――小顔効果も?
H 「はい。顔の筋肉の緊張がほぐれて、たるみが解消されるので、全体的にリフトアップ。目元もくっきりしますよ」
左の奥歯でわりばしをくわえた実例がこちら。左がbefore、右がafter。左の頬が持ち上がり、目もぱっちりしているのがわかります。
―――あまりに簡単すぎて拍子抜けしてしまうんですが、結果はばっちりなんですね。
H 「リラックスすることで、集中力を高めたり、ストレスを軽減させたりする効果もあるので、いま、ハードに働くビジネスマンから注目が集まっています。Googleのアメリカ本社の研修に、このわりばしワークが試験採用されたんですよ」
―――なんと。急に有名企業の名前が出て驚きました。それにしてもアメリカでわりばしワークとは。
H 「今、アメリカでは特にIT業界で、マインドフルネスが流行しているんです。ただ、いわゆる瞑想はなかなかなじみにくいみたいで、坐禅も仏教のイメージが強い。その点、このわりばしワークは、簡単にできて、どんな宗教の人でも取り入れやすいのがよかったようです」
―――確かに、ZAZENは日本人でもちょっと敷居が高い印象です……。
H 「毎日やらなければならない、辛いエクササイズとはまったく違って、すぐ効果が実感できるのも受ける理由ですね」
わりばしを奥歯でくわえるだけ。ほんとに簡単! こちらが著者の藤本靖さん。1/20に新創刊される雑誌『ku:nel』(マガジンハウス)では、連載「神経を目覚めさせる藤本式ボディワーク」もスタート、新しいアンチエイジング法を教えてくれます。
―――そんなわりばしワークを考案されたこの本の著者は、あの〝耳ひっぱり”の藤本靖さんですね。本書の帯には、大儀見優季選手の名前もあります。ご自身のブログで絶賛してくださったとか。
H 「藤本さんは元々、プロのアスリートやダンサーなどの体作りをされていたのですが、心身の悩みを抱えている一般の人がどんどん増えてくるのを感じて、誰でも簡単にできるメソッドを考案しました。その第一弾が、耳ひっぱりだったわけですが、さらにワークの種類を増やし、バージョンアップさせたのが、この本です」
こちらは坐禅……ではなく、世界中から集まった200人のお坊さんに行った、わりばしワークのセミナー。(曹洞宗大本山總持寺 大法要 国際交流イベントにて)
―――藤本さんって、さらにさかのぼると東大経済学部を卒業し、国際金融機関で勤務された後、大学院で体について勉強されてるんですね。なんとなく意外な転身という感じがするんですが、どうして金融からフィジカルな世界へ行かれたんでしょうか。
H 「世界中の色々な人と出会う中で、やはり体が資本だ、というのを実感されたそうなんです。心と体の関係について学ぶのが藤本さんのテーマとなり、ボディワークの国際資格、ロルフィング(R)も習得されてます」
―――タイトルにもありますが、「感じる」力こそが、健康な体に必要なんですよね。
H 「はい。不調な人というのは、感じる力が低下していて、いわばセンサーが効いてない状態になっているんです。そのセンサーをオンにするためには、筋膜を整える必要があります。筋膜、知ってますか?」
―――し、知ってますよ! 筋肉を覆っている……膜、ですよね……?
H 「そう、感じる力は筋膜にあるので、筋膜を刺激すると、自律神経が整い、体調がみるみる良くなります。ワークは筋膜を刺激する手段なんです」
―――感じる、というのは、呼吸法なんかでよく言われる“意識する”とは違うんですよね。私、あの表現がいまいちわからなくて…。
H 「意識というと、頭で考える感じがしますが、ボディワークは神経に働きかけるものであって、筋肉に作用する運動とも違う。この本で紹介する12のボディワークは、どれも簡単ですぐできるものばかりですよ」
―――確かに、「脇タオル」とか、O脚の人向けの「足指ゴム」、やる気みなぎる「両耳ひっぱり」などなど、特別な道具も場所も、心構えもいらないですね!
H 「ガジェット通信を読んでるなら、パソコンの前に座ってる方が多いでしょうから、この脇タオルがおすすめですよ! その名の通り、脇にタオルをはさむだけで、 肩こりが改善されます。パソコン作業中もできるので是非!」
しつこいようですが、脇にタオルをはさむだけ。
―――私はダラなので、すぐ整体に行っちゃうんですが、この本を読んで自分で頑張ろうと思いました」
H 「整体もいいんですよ、筋膜を鍛えるにはとても効果的なことをしてくれます。でも、料金を比較しても、時間と手間を考えても、この本を買って自分でボディワークしたほうがお得でしょ(笑)」
―――はい、経済的にもいいと思いまふ。今日はありがとうございまひら!(わりばしをくわえながら)
今週の推し本
『感じる力をとり戻しココロとカラダをシュッとさせる方法 わりばし&輪ゴムのワークが効く! 』
藤本靖 著ページ数:224頁
ISBN:9784838727476
定価:1,404円 (税込)
発売:2015.07.30
ジャンル:健康
ウェブサイト: http://magazineworld.jp/
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