世界は救えてもゾンビになった娘は救えない―― シュワルツェネッガーが製作&主演する『マギー』日本公開決定[ホラー通信]

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言わずと知れたアクションスター、アーノルド・シュワルツェネッガーがなんとインディペンデント映画で初めて製作&主演。それが更にゾンビ映画だというのだから驚きです。このたび日本公開が決定した映画『マギー』は、ゾンビになり始めてしまった娘を諦めきれない父の愛を描いた物語。ゾンビ化する娘を演じるのは、『ゾンビランド』のリトル・ロックや『リトル・ミス・サンシャイン』の可愛いオリーブちゃん役で知られるアビゲイル・ブレスリンです。

“まだ製作されていない最高の脚本”を指す“ブラックリスト”に載っていたというこの『マギー』。シュワルツェネッガーはこの作品について、「これは僕にとって新しい経験だし、ゾンビ映画というジャンルにとっても新しい。だから出演するだけでなく製作したいと思ったんだ。普段なら絶対にしないことだよ。」と『マギー』が自分にとって特別な作品であることを語っています。そして、「ゾンビの大群やマシンガンは他の映画で見た。どれもあり得なそうな未来だ。『MAGGIE』は片田舎の荒れた農場に生きる1つの家族に焦点を絞ることで、病をリアルにしている。これまでに演じたどんな役よりも傷つきやすく、リアルで感情的な人物を演じているよ。」と、この作品がほかのゾンビ映画よりもよりリアルな物語であることを訴えています。

監督は、映画監督でありアーティスト、グラフィックデザイナーでもあるヘンリー・ホブソン。過去6年間、アカデミー賞授賞式の舞台のクリエイティブディレクターも務めている彼が、このドラマを一体どう魅せるのでしょうか。

映画『マギー』は2016年2月6日、ヒューマントラストシネマ渋谷他にてロードショーです。どうぞ、お楽しみに!

<ストーリー>
感染するとゾンビ化していく、壊死性ウイルスが爆発的に流行している近未来のアメリカ。田舎の小さな町に住む 16 歳のマギー(アビゲイル・ブレスリン)も、このウイルスに感染する。その頃、当局は感染者たちを社会から隔離された特別病棟に収容していた。そこで、苦痛と危険に満ちた過程を経てゾンビへと姿を変えるが、その後、どうなるかについて、語られることはなかった。ウェイド(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、感染の診断を下されて姿を消した娘のマギーを捜し出し、家族のもとへと連れ帰る。家には継母にあたるキャロライン(ジョエリー・リチャードソン)と下の子2人がいる。

ウェイドは、実母を数年前に失くした大事なマギーを可能な限り、手元に置こうと、隔離命令を持って現れた地元警察を追い返す。しかし、マギーの苦痛に満ちた変化は徐々に進行していき、キャロラインは2人の子供を連れて家を出た。ウェイドは1人、苦しむマギーを為す術もなく見守るだけだったが、決断の時は、迫っていた…。

『マギー』
監督:ヘンリー・ホブソン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー/アビゲイル・ブレスリン/ジョエリー・リチャードソン
2015 年/アメリカ/95 分/原題:MAGGIE/カラ―/ドルビーデジタル/シネマスコープ/G/配給:ポニーキャニオン
www.maggie-movie.com
(C) 2014 Maggie Holdings, LLC.All Rights Reserved.

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レイナス

おもにホラー通信(horror2.jp)で洋画ホラーの記事ばかり書いています。好きな食べ物はラーメンと角煮、好きな怪人はガマボイラーです。

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