車の「左足ブレーキ」はアリかナシか大論争! 「私10年以上左足でブレーキ踏んでた テヘッ」
免許を持っている人ならわかるが、車の運転は右足でアクセルとブレーキ、左足はクラッチもしくは何もしないというのが普通の運転操作方法だ。しかしネット上で「左足ブレーキ」なる変わった運転方法が話題になっている。既に『Wikipedia』の項目までできており、詳しく解説されている。左足ブレーキとはモータースポーツレーサーが、アクセルとブレーキ時に右足だけだと踏み替えのロスが起きてしまうので使う技である。もちろん中には一部であるが右足のみでアクセル、ブレーキ操作をするレーサーも存在する。
しかし一般乗用車にて左足ブレーキを使う人が最近増えているという。特に女性運転手が多いらしく、オートマチック車運転手に多い。女性に人気の小町系サイトでは次のような意見も出ている。
「免許を取って早20年。最初の数年こそはマニュアル車を運転する機会もありましたが、オートマ車しか乗らなくなって久しいです。きっかけは覚えていませんが、いつしか私は左足でブレーキを踏むようになり、10年以上が経過しています。おかげさまで、事故はありません」
と、左足ブレーキで10年以上運転しているというから驚き。免許を必要とし、公道を走る車の運転を、正確な運転方法ではない「左足ブレーキ」で運転している人が、このように普通にいるわけだ。もちろんこのほかにも多くの「左足ブレーキ」運転手は存在し、特にオートマチック免許取得者や女性に多いという。
左足ブレーキになってしまう理由として挙げられるのが、オートマチック限定免許のため、クラッチの概念がない、ヒールなど高い靴を履いているためアクセルとブレーキの切り替えが難しく左足ブレーキになってしまう、などがある。もちろん女性だけでなく男性も左足ブレーキ運転手は存在する。
では左足ブレーキだと事故は減るのか? よくアクセルとブレーキの踏み間違いでコンビニに突っ込むという事故を見るが、これは左足ブレーキが原因の可能性も考えられる。左足ブレーキの場合は両方のペダルに足が乗っているため、とっさに両方踏み込んでしまったらどうなるか容易に想像がつくだろう。通常の右足ブレーキだとアクセルとブレーキどちらかにしか足が乗っていないのでその危険性も軽減される。また左足ブレーキは両足がペダルに乗っているので踏み込みが甘くなると言う意見も出ている。これに関しては慣れの要するものなのだろう。
海外では左足ブレーキを容認している所もあり教習所でも注意はされないだろうが、国内でそのような教習をすれば注意を受けるのは当然。また国内で販売されている車のほとんどが左足ブレーキ仕様になっていないと思って良いだろう。
※画像はWikipediaより引用。
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