夏到来! 電気を使わず熱帯夜を乗り切る納涼法!

夏本番はまだだというのに、暑い! とにかく暑い!
起きていても寝ていても何をしていても流れる汗に、体中をべたつかせる湿気。冬は暖房をつけずとも着込めばなんとかなる部分もあるが、夏はひとたび冷房を切ってしまえばたとえ裸になったとしても暑いものは暑い。冷房をガンガンに効かせて裸で眠りたい衝動に駆られてしまうが、今年の夏は例年とは少しだけ様相が違う。
そう、今年は全国的に節電の夏なのだ。

一番手っ取り早い節電方法として、家電の中でも電力消費がトップクラスに高いエアコンを弱めたり止めたりする人が多いだろうが、そこで厄介になるのが就寝時の暑さだ。暑さのあまり寝付けず、次の日は身体がだるく、日中の暑さで更に体力を奪われ、眠る時にはまた暑いという悪循環……。

そこでどうにか電気を使わずに寝苦しい夜をしのぐ方法はないものかと、編集部の面々でアイディアを出し合い、実際に私が試したものをここで幾つか紹介したい。

氷枕+『冷えピタ』等の冷却シートで一気に冷却!

氷枕や冷却シートは熱が出た時に使うものだと思われがちだが、暑い夜にも非常に効果的だ。太い血管が通っている首に冷却シートを貼ることで、その下を通る血液が冷やされ、体温を下げてくれる効果がある。効果は大体5~6時間は持続するので、寝る時に貼れば起きる頃まで安心だ。それに氷枕を頭の下に敷けば、顔や頭がひんやり包み込まれ、かなりの快眠が期待できる。また、脇の下にも同じように太い血管が走っているので、少し邪魔になるが脇に氷枕を挟むのもアリだ。

実際にやってみると、首を冷やしているだけなのに全身の暑さがゆっくりと落ち着き、寝返りをうつ度に冷たい枕のほほにあたる感覚がとても心地よかった。冷却シートを買わなければならないため、毎日となると少々お財布も寒くなる可能性もあるので、ここぞという時にやってみよう。

汗も流して涼もとれる! お風呂ですっきりシャワージェル

お風呂でせっかく汗を流したのに、暑くてまたすぐに汗をかいてしまう。そんな人にお勧めなのはシャワージェルだ。使い方は簡単、メントール等のスーっとする成分を配合したシャワージェルをお風呂から上がる前に身体に塗り、シャワーでさっと流すだけ。簡単だが、肌が冷気や風に敏感に反応するようになり、かなりの納涼感を味わうことができる。ボディーソープの様に内容量が豊富なボトルが多いので、コストパフォーマンスも悪くないのがうれしいところ。私は上記の冷感ジェル等と併用して試したのだが、布団をめくる風でさえひんやりと感じられるほどで、かなりの効果があった。

身体の中から改善! 食べる納涼

意外と知られていないのが、身体を冷やす食材の存在だ。一般的には寒い地方でとれる食品は身体を温め、暑い地方で取れる食品は身体を冷やす効果があるとされている。具体的には、野菜だときゅうり、セロリ、大根やトマト等。果物ではスイカや梨、バナナ、パイン等がある。飲み物でもコーヒーや牛乳にも身体を冷やす効果があるとされているので、寝る前にはキュウリをかじりながらバナナを食べ、冷たいコーヒー牛乳を飲んでみてはどうだろう。私は普段からアイスコーヒーを常飲しているので、もしかすると飲まない人よりは少しだけ寝やすくなってるのかもしれない。

これらの他にも、

・横向きに眠り、布団との接地面を減らす
・“オーニング”と呼ばれる日よけを窓の外に設置する
・洗面器にためた水に足をつっこむ足湯ならぬ”足水”
・青い服を着て、目を涼しくする

というような、地味~なものから奇抜なものまでたくさんのアイデアを聞くことができたから、これは調べれば納涼法はまだまだ出てきそうだ。

夏本番はこれから!
電気代の節約にもなる節電で、“エコ化”な“エコ夏”を一石二鳥に楽しんではいかがだろうか――なんて、ダジャレだって立派な納涼法……かも?

※この記事はガジェ通ウェブライターの「おにお」が執筆しました。
遊びは浅く広くがモットー。多趣味な器用貧乏で好き嫌い無くなんでも食べる雑食ゲーマー。一般人の目線で主にゲーム業界を見通します。でも自分の体重は見通せません。

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