マンガ『ROOKIES』に学ぶ、失敗してしまったときに思い出したい言葉――大事なことは全部マンガが教えてくれた
©森田まさのり・スタジオヒットマン / 集英社
「マンガ」のあるシーン・ある言葉に、ハッと気づきを与えられたこと、勇気づけられたこと、ありますか?
普通に仕事をしているだけではなかなか気づくことのできなかった考え方など、「マンガから学べた!」ってことあると思います。そんな仕事に人生にジンジン効いてくるマンガの1フレーズを、筆者の独断と偏見で選定、解説までしてしまうこのコーナー。
今回は、テレビドラマも人気を博した、熱血教師と不良少年たちの野球マンガ『ROOKIES』(©森田まさのり・スタジオヒットマン / 集英社)より、失敗してしまったときに思い出したい言葉をご紹介します。
忘れられない失敗経験はありますか?
誰しも大なり小なり失敗した経験はもっていることでしょう。その中でも、特に忘れられない失敗経験はありますか?今でもふと思い出して悔しさがこみ上げる、そんな大失敗をしてしまったときは一体どう対処すればいいのでしょうか。
そんな、大失敗をしてしまったときに思い出したい1フレーズがこちら!
“反省は人として、プレーヤーとして絶対必要なモノだ。
自分が納得いかないならとことん反省すればいい。
だが後悔はダメだ。後悔は決して前へ進めん。
(中略)
立ち止まっている場合じゃないぞ、御子柴。
あきらめない奴が勝つんだ。”
©森田まさのり・スタジオヒットマン / 集英社
強豪・笹崎高校との対戦にのぞんだ、主人公たちの所属するニコガクこと二子玉川学園高校野球部。8回まで4対5でくらいついていたニコガクは、8回裏ツーアウト一塁二塁というチャンス。迎えるバッターは五番サード、スラッガーの新庄。残りの回数を考えても、ここがラストチャンスという場面でした。
どうしても1点がほしい場面、皆から期待をひしひしと感じていた新庄は、粘りに粘って、ついにライト前ヒットを放つ。二塁ランナーが還れるかどうか、微妙な浅さのヒットとなったその打球を見て、三塁コーチに入っていた御子柴は一瞬迷ってしまいます。
しかし間に合うと判断した御子柴は、そのまま二塁ランナーをホームへ回します。しかし、結果としてはギリギリでアウト。貴重なチャンスを不意にしてしまうことになりました。
あれほど大事なランナー、三塁で止まらせて満塁にすれば、次に控えるのは長打が狙える代打の平塚だった。そんな中で、なぜランナーを回らせてしまったのか、御子柴は自分を責めます。そんな御子柴に川藤がかけた言葉が、上記のものです。
失敗経験を未来への糧とする
失敗は誰にでもつきもの。まして野球のように相手のいる試合であれば、その確率は自分一人でやっているよりも高くなるでしょう。
その中で起きてしまった失敗に対して、「なぜ起きてしまったのか」「今後どうしていくべきか」と、しっかり振返って分析し、反省をすることはとても大切なことです。なぜならば、深く反省したことは、次同じ場面が訪れた時に必ず活きてくるからです。
一方、「なぜあんなことをしてしまったのか」と自分を責め続けるだけの後悔は、既に起こってしまった動かせない現実を受け入れられず、ひたすら自分を責めるだけになってしまうので、次に活かすことができなくなります。
挑戦した結果、失敗してしまうことは誰にでもあること。大切なのはその失敗を次に活かすことです。そのために、反省はしても後悔はしない。いざ失敗してしまったときには、思い出したいフレーズです。
監修:リクナビネクストジャーナル編集部
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