【シニア向け】専用ケースで、スマホがガラケー感覚で操作できるように!緊急時対策にも

EziSmart

高齢者にとっては、スマートフォンは複雑でわかりにくかったり、タッチスクリーン操作がしづらかったりという苦労があるようだ。

そんな問題を解決しようと、イギリスの通信会社のエンジニアRichard Chan氏が開発しているのが「EziSmart」というツールである。

氏は、遠方に住む高齢の母親と電話で会話しようとして、たびたび困難が生じた体験、母親が転倒して5時間もの間そのままの状態でいたという苦い経験から、この高齢者にも操作しやすく便利な「EziSmart」のアイデアを思いついたのだという。

・スマホ、専用ケース、アプリで動作

EziSmart2

「EziSmart」は、Androidスマートフォンと、「Ezi-PAD」という専用のスマホケース、専用アプリの3つで動作する。

・大きめのボタン、凸凹で押しやすく

「Ezi-PAD」のスマホケースは、スマートフォンにドッキングして装着する。

人間工学に基づき設計されたキーパッドは、往年のガラケーのような構造になっており、ボタン部分は大きめで、少し凹凸があるので、運動技能の衰えた高齢者でも押しやすく、キータッチがしやすいよう工夫されている。

誰から電話がかかってきたのか一目でわかるほか、いちいちカバーを取り外さなくても受話することができる。ハンズフリー機能があるのも便利だ。

・“緊急ボタン”を1プッシュで、家族にアラートを自動送信

EziSmart3

専用アプリはシンプルなインターフェースになっているので、高齢者でもわかりやすい。

また、ケースには“緊急ボタン”が設置されており、ひとたびボタンが押されると、ユーザーのGPS情報を取得し、あらかじめ設定してあった緊急連絡先に、SMSでアラートを発信してくれる。

万が一、高齢者が転倒したり、自由に動けなくなってしまったようなときにも、ボタン1つで家族に連絡がいくので、特に互いに遠方に住んでいる場合などにも心強い。

・Kickstarterで出資募集中

シンプルながら高齢者が使いやすく、家族とのコミュニケーションを取りやすくする「EziSmart」は、クラウドファンディング「Kickstarter」で、12月10日まで出資を募集している。

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Techable

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