スイーツには完熟フルーツはダメ? 『第3回東京いちばセミナー』~東京・築地市場~
平成24年度よりTOKYO ICHIBA PROJECTの一環として開催している『東京いちばセミナー』。
3回目になる今回は、女子限定で『パティスリー ラ・ノブティック』の日高宣博シェフによる市場の食材を使用したスイーツ教室も実施された。
このセミナーでただ一人の皆勤賞記者(らしい)がレポートする。
【参考記事】
【動画あり】夏休みは親子ツアーで開催!魚の目利き動画も!『第2回東京いちばセミナー』~東京・築地市場~
https://getnews.jp/archives/1103400
清水国明が赤とんぼの唄でいきなり足を取ってしまうミス!「東京いちばセミナー」築地市場~豊洲市場
https://getnews.jp/archives/1051158
その前に、11月7日に行われたJRN50周年記念TBSラジオ大感謝祭ラジフェス2015で、豊洲市場開場1年前のラジオタイアップイベントを開催。その模様も取材したので、かいつまんで紹介する。
イベントのゲストには、「TOKYO ICHIBA PROJECT」応援団長の清水国明さんと、博多華丸・大吉さんが登場し、豊洲市場や旬の美味しい食材についてのトークショーが公開収録された。
なおイベントの模様は11月16日20時30分からTBSラジオにて放送される。
ラジオとなると途端にじょう舌になるのは、「あのねのね」で培った高度なトーク術。
一般来場者向けのクイズ企画でプレゼント用の柿をその場でかじってしまう、応援団長のはずなのに「いちば」と「しじょう」を思いっきり言い間違えて猛烈な突っ込みが入る等、強烈な笑いを取って収録は終了した。
話は戻って、いちばセミナーの会場である築地市場。
女子限定とあって、華やかな雰囲気を想像していたのだが、皆さん若干緊張気味か。
そんな空気を察してか、清水さんは「今日は女子会と聞いていたので楽しみで…」と、まずは一発笑いを誘いセミナーはスタート。
市場の機能や、歴史、豊洲市場のあらましから、憂慮されていた土壌汚染対策まで都民が関心を寄せる事項について、東京都や市場関係者から丁寧かつ詳細な説明がなされる。
参加者が市場内を見学している最中に、報道関係者は先回りして、待機。
例によってキャラクターのイッチーノとのフォトセッションが自然と組まれる。
参加者の写真を撮影して差し上げる代わりに、記者も撮影させていただくバーター取引。
MCの結川愛寿加さんも記者独占撮影(のはず)。
一行は築地市場を出て、バスに乗り込み豊洲市場の建設現場を車内から見学する。
あいにくの空模様だったが、以前来た時と比較して相当工事が進んでいることは一目でわかった。
過去2回は、築地市場に戻って解散だったが、今回は東京月島撮影所でスイーツ教室が行われる。
参加者全員、これがお目当てといっても過言ではない。
しかも、築地市場から仕入れた新鮮なフルーツとあっては、楽しみで仕方がない。
日高宣博シェフが実際に家庭でも作れるように、プロ用のキッチンではなくカセットコンロに普通のフライパンで教室開始。
途端に女子たちはテーブルの周りを囲み、のぞき込む。
リンゴ(紅玉)と春巻きの皮で作るタルト。
写真は焼く前のもの。
特別に焼き上がりの前の様子を見るわずかな時間で撮影させてもらった。
リンゴの千切りにカルバドス酒を入れて焼く手順を説明。
「大きな炎が出るので気を付けて!」の声に1歩下がる女子たち。
しかし、下がりすぎて炎が見えなかったので、やり直すというハプニングも。
実践教室を終えるころには、タルトが焼き上がり披露された。
あらかじめ作られていた他2種のスイーツとともに試食会。
清水さんとMCの結川さんも、みんなと試食。
一流パティシエが作ったスイーツは男でも舌がとろけるような美味しさで、別腹とは言わないがいくらでも食べられるような気がした。
日高シェフによると、スイーツの原材料としては、完熟した甘いものよりも酸味の残ったものの方が良いとのこと。型崩れの心配もなくそもそもスイーツは甘いので、その方が良いということだろうか。ただし、ジャムだけは例外で、こちらは完熟したものを使うようにとのアドバイスがあった。
また、リンゴの皮は、神経質に全部むく必要はなく多少残っても気にしないでとのこと。日高シェフは丸いままでリンゴをむくことはあまりないとの言葉に参加者一同、一様に驚いた様子だった。切ったリンゴをナイフでむくか、あるいは皮むき器は普通に使うのだろう。
材料の目利き、あるいは調理の参考にされたい。
参加者は、スイーツを食べるたびに、流通の拠点である築地市場、そして豊洲市場のことを思いながらより一層美味しく味わうことができるだろう。
※写真はすべて記者撮影
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(執筆者: 古川 智規) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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