『光目覚まし inti(インティ)』寿命の縮む爆音アラームから解放されて爽やかな寝起きを迎えるための最終兵器!

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寂をつんざくアラーム音に驚いて目覚め、うんざりしながら辛い眠気を振り払うように濃いコーヒーを流し込んでいる人も多いのでは? 仕方ない、それが勤め人の定めだと諦めているのなら、ムーンムーン株式会社(熊本県熊本市)『光目覚まし inti(インティ)』(13cm x 3.5m/350g・希望小売価格 税込26800円・発売中)を試してみるのがいいかもしれない。音ではなく光で目覚めることによってすっきりとした起床が可能になるという。本当なのだろうか。

 

実際問題、大きなアラーム音で目覚めるのは苦痛。ただ苦痛なだけならまだしも、体に悪いというんだから恐ろしい。状況としてはこうだ。安穏と眠っている人間を大きな音で起こすということは、体に緊急事態発生の警報を鳴らすのと同じ。つまり朝っぱらからアドレナリンを大放出してしまうのである。いわゆるアドレナリンは”闘うか、逃げるか”の生死を分かつべき時に放出すべきもの。

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アドレナリンでもちろん目は覚めるのだけれど、体には大きな負担がかかる。医療現場で使用される場合は、それこそ心停止の時に用いるくらいの緊急事態。これを毎朝続けていいはずがない。自律神経がズタズタになることは間違いなしだ。

そうした根拠から、開発されたのがこの光で目覚める『光目覚まし inti(インティ)』。人間は音でも目覚めるが、光でも目覚めることができる。理想は徐々に明るくなる光。それによって体の準備も整いつつ目覚めることができる。本来は太陽の光がその役目を果たしていたのだが、日当たりの良い部屋だったり、晴天だったりという条件も揃わなくてはならないし、夜明けとともに目覚めるのでは早すぎるという人も多いだろう。この『光目覚まし inti(インティ)』はそうした太陽の代わりを果たす道具。光源はLEDだ。

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ちなみにインティとはインカ帝国の太陽神。歌手のナオト・インティライミと同じ語源。

実際に価格を見ると目覚まし時計としては破格。だが太陽を買えると考えれば安いものと考えるべきなのだろう。そして何よりうれしいのは2500ルクス以上の光を浴びることによって体内時計がリセットされ、快適な起床のできる体に変化するということ。この『光目覚まし inti(インティ)』は、なんと最大8万ルクスの光だというからオーバースペックなくらいに明るい。うつ病でも不足するセロトニンという体内物質が活性化するほどの強力な光は、コンビニエンスストアの店内よりも明るい。

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通常の白熱球だったら大火傷か火事になりそうなものだが、発熱の少ないLEDを使用することによって安全性を高めている。電気代も同様(消費電力は最大15W)。色々と納得したところで、あとは実践あるのみ。

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パッケージから出てくるのは、懐かしのポータブルCDプレーヤーのような本体と充電用のケーブル、持ち歩き用のポーチ。説明書を読みながら本体を操作してみるが、ここでまさかのストレス発生。タッチパネルの感度が救いようのないくらい悪い。強めにタッチしたり、サッと触れたり、短くタッチしたりといろいろ繰り返しても、思うようには反応しない。

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この点に関しては、メーカーも織込み済みのようで、ホームページでも慣れるまでは大変ですという旨のことが書いてある。長く使って効果があるものなので、操作性が悪くても慣れるのですという論理はいささか無理があるが、きちんと救済措置もある。

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Bluetooth接続でスマホを通じて操作すれば良いのだ。

ダウンロード先は以下の通り。

iOS
Android

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iPhoneはさして問題ないのだが、Androidの場合はBluetooth 4.0 のオプション機能「Bluetooth Low Energy」に対応しているか確認が必要だ。本体だけでも操作できるというが、非常に難しいので基本的にはスマホ必須と考えた方がいいだろう。

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ただアプリは基本英語が多い。そんなに難しい単語はないけれど、英語アレルギーの人やお年寄りが使用するならこれまた注意が必要。

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Bluetooth接続が無事完了したら、歯車アイコンをタップして設定画面に入る。起床時刻と日の出(光が明るくなる速度)を選んで基本予約は完了。起床と同時に癒し系の音楽が流れるように設定することも可能だ。

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さらに特筆すべきは、光起床に慣れていなくて寝過ごすことを避ける為、「Thunder」を設定できる。起床時刻で起きなかった場合、緊急と考えて、9分後に光が点滅して不快でも何でも目覚めさせてくれるというもの。なるほど、保険のような機能だ。

ともあれ実際に試してみる為には眠らなくてはならない。ベッドサイドに『光目覚まし inti(インティ)』を置いて、光源部分を立てて設置。それではおやすみなさい。

ベッドサイド

翌朝。確かに眩しくて目が覚めた。けたたましいアラーム音で目覚めるのとは格段に違う爽快な目覚め。もともと記者は寝起きが良くないので、まぶたを開けたらもう目覚めているという感覚は実に不思議だった。二度寝をする気も起きにくい。狐につままれたような感じだが、効果はある。

そしてもう一晩試してみる、見事に寝過ごした。なるほど、そういうことか。この『光目覚まし inti(インティ)』の重大な落とし穴を発見してしまった。ベッドサイドに置いた場合、寝返りを打ってそのまま眠ってしまうと、『光目覚まし inti(インティ)』が後頭部を照らすことになってしまう。まぶたに光が入らず効果を発揮できなかったのだ。

朝起きた時にどちら側を向いているか、それは神のみぞ知ることなので重大な欠点だと思った。しかしこれにもしっかり解決策は用意してあった。何とオプションで「inti壁掛けアタッチメント」(税込2700円)というものが存在するのだ。

壁掛け

これを使うと頭上に設置できるので、どちらに寝返りを打って目覚めたとしても全く問題なく光を感じることができる。

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というか、これは必須だろう。セットで販売してもらいたいもの。

だが、そうなると26,800円+2700円と3万円近い出費となる。やはり目覚まし時計ではあり得なすぎる高価格だ。

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とはいうものの26,800円を払って使えないことに気づくくらいなら、思い切って同時に購入したい。このほかコスト面では、充電式の本体を選ばずに、『光目覚まし inti(インティ)』の有線タイプ(税込19800円・12月発売予定)を選ぶという手もある。

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そもそも寝室で使うものなので、通常は有線タイプで何の問題もないと思う。それこそ出張であちこちのホテルを飛び回る人でもない限り、充電式は必要ないのではないか。その差額を支払うよりも「inti壁掛けアタッチメント」を購入したほうがいい。

確かに音で目覚めるよりもはるかに快適な起床ライフが送れることは確か。体内時計を改善するためか、日中に眠気が起きにくいのも実感できた。

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使い続けることによって、体内時計が優秀になるという『光目覚まし inti(インティ)』。不快な目覚めや健康を害することがなくなるうえ、高価な睡眠用サプリメントを継続して購入することを考えたら、問題のコスト面もさほど高くないと思いたい。寝起きの悪さに悩んでいる人には救世主になる可能性はあるはずだ。

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